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50代100マイル|ランニングで影響を受けた3冊の本

走るために本を読んだ

編集出身ということもあって、基本的に本を読むのは好きです。
何か学びたいことがあると、つい本を買って「学んだ気になる」のも好きです(笑)。
ランニングも例外ではなく、特にフルマラソンを走れるようになってからは、本や雑誌を多数読むようになりました。
これまで100冊くらいは読んだでしょう。
その中で、特に影響を受けた3冊と、併せて「読んだら面白い」と思う本をご紹介します。

「30キロ過ぎで一番早く走るマラソン」小出義雄

高橋尚子さんや有森裕子さんを育てたことで知られる指導者、小出義雄さんの著書。副題「サブ4・サブ3を達成する練習法」の通り、練習法が、わかりやすくしっかり書かれている本です。
ランニングを始めて、なんとなく日常的に走るようになり、とりあえずハーフマラソンにも出るようになり、「よし!フルマラソンに挑戦しよう」と決めた時に、たまたま手に取った一冊で、平易な文章が頭にスッキリと入りました。
書かれている通りに練習したら、最初のフルマラソンで本当にサブ4(4時間以内に走ること)を達成できました。以来、この本のやり方を倣って、サブ3.5(3時間30分以内に走ること)も達成できました。
今でも練習法を考える際にはベースとなっています。

「BORN TO RUN」クリストファー・マクドゥーガル

ウルトラマラソンやトレイルランニングを目指すきっかけになった本です。「自分(人間?)にとって走るとは何か」を考えさせてくれます。
ネタバレしてしまうと面白くないので、詳細は書きませんが、半分程度までは読むのが辛いです(笑)。ただ、後半は展開の面白さに加え、知的興奮も味わえ、本当にノンストップで読んでしまいました。
50歳を過ぎても気にせずランニングを続けていること、まだまだランニングを続けていこうとブレずに決めているのは、間違いなくこの本の影響です。
読み応えがあるので、時間がある時に腰を据えて読むのがおすすめです。読み終えた時には、裸足で野山を駆け巡りたくなりますよ!

「走るための食べ方」村野あずさ

実はサブ4からサブ3.5になるまで、2年以上かかりました。3時間45分までは簡単にいけたのですが、3時間30分を切ることがなかなかできませんでした。
当時の仕事はわりと残業のある業務で、平日の練習時間には限界があったのです。
「どうしたらもっと早くなるのか?」を考えたところ、「栄養」というものを考え、食事を見直すようになりました。
そこで買ったのが、この本でした。栄養学の初歩的なことから、タイミングに合わせた食事例など、すごくわかりやすく書いてあります。

その他おすすめの本

「走ることについて語るときに僕の語ること」村上春樹

日本を代表する作家、村上春樹のエッセイ。著者がランナーであることは世界的に?有名な話です。
日々のランニングから、マラソン、ウルトラマラソンやトライアスロンまで、さまざまな「走る」を語ってくれます。
ランニングが好きなんだなあって感じますね。

「それからの僕にはマラソンがあった」松浦弥太郎

元「暮らしの手帖」編集長の松浦さんの著書。同誌の編集長になってしばらくして体調を崩したことをきっかけに走り始めたことから書かれています。中高年から走り始めても、楽しく走れるんだなって、改めて思いました。

走るために本を読むということ

今どきは、本など読まずにWEBや動画で同様のことを学べるかもしれません。
でも、練習法や食事の取り方などをサッと調べたい時や、ランニングの世界にどっぷり浸りたい(変な表現ですが)時は、やはり本かなあって思います。
また、本を読むことでモチベーションも高まります。個人的にはランニングは生涯スポーツに近いものだと考えています。時には走りたくなくなったり、怪我で走れない期間などもあります。そんな時の、ちょっとした薬みたいなものにもなるでしよう。

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