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ナイル川をわたる|旅のしたく

今週もこんばんは。ウガンダに来てひと月、よく昼飯を抜いていたので、やせてきました。からだの調子はいいです。日本では食べすぎていたのかも。

今日、仕事の移動で、ナイル川を渡りました。下図の赤丸のあたりです。アフリカは航空写真で見るとサハラ砂漠とそれ以南(緑の部分)がはっきり分かれますね。

赤丸の部分を拡大すると、若干雑ですが下のようなルート。左上のアリンガのあたりから出発し、オボンギでフェリーに乗ってナイル川をわたり、現在は右下のグルにいます。移動距離は220km、フェリーも含めて車で5時間ほどの移動でした。

上図には白ナイル川とありますが、ナイル川には、青ナイル白ナイルがあるのをご存知でしょうか。ウガンダ辺りからまっすぐ上に昇るのが白ナイル、北東にあるエチオピアから昇ってくるのが青ナイルです。青と白は水の色が違います。

白ナイルと青ナイルはスーダンという国でガツンと合流して(ここはすごい迫力らしくて、人生で行ってみたい場所の一つです)エジプトへ降りていきます。その旅路は6,000km以上というから気が遠くなりますね。

今回僕が渡ったオボンギにはGoogle Mapにはない船の渡し場があり、白ナイルの水は濁っていたけれど、しずかでいいところでした。最近はサバンナばかり見ていたので、水辺を見たときに、ずいぶん遠くまで来た気がしました。

渡し場の脇にパラソルを出した屋台がいくつかあって、飲み物やキャッサバ、魚の素揚げを売っていました。下の写真、ちっこいのはヤンガラという魚だそうです。大きいほうはナイルパーチ。どちらも5,000UGX(約200円)。

ウガンダは内陸国なので、基本的に川魚しか食べられません。川魚は大味でくさいものも多くてあまり食べないのだけれど、このナイルパーチは肉身がふっくらしていて絶品でした。味は塩味。小骨もお構いなしです。ひと月ぶりの魚!

フェリーは無料で、二十分かけて、ゆっくり対岸へ渡りました(撮影禁止だったのが残念)。乗客は三十人ほどで、僕の前では、ポロシャツを着たお母さんの膝にのった小さな男の子がマンダジ(揚げパン)を食べていました。

ナイルの水面はしずかで、川というより湖のようでした。この水が速くなったり遅くなったりして、エジプトから海に出るのでしょう。いつか、その蛇行する足跡を追いかけていってみたいものです。

(おしまい)

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