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『その名はカフカ』の紙の本

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長編小説『その名はカフカ』が紙の本になりました。本を作るにあたっての諸々についての拙記事やご紹介いただいた御記事を納めています。
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【お知らせ】『その名はカフカ』が紙の本になりました

「どういうこと?本にはしないって言ってたのに、話が違うじゃない」 「常にあらゆる状況を想定しておかなければならない、と君に注意したのはつい最近のことだと思ったんだが。僕は端からあの東洋人の工作員は信用していなかった。考えをすぐに変えるからね」 と、いうことでっ! いや、何が「と、いうことで」なのか自分でもよく分かっていませんが、昨年一月からnoteで連載を続けて今現在第三部まで存在している長編小説『その名はカフカ』、紙媒体の本になって誕生いたしました。 本記事では「何をど

『その名はカフカ』第三部第四部有料化のお知らせ

2023年1月から連載をしてきました長編小説『その名はカフカ』の一部有料化のお知らせをいたします。 いろいろ思うところありまして、昨年9月から11月にかけて連載した第三部Disonanceと今年2月から4月にかけて連載した第四部Modulaceの大部分を、本日2024年6月16日より有料記事に変更しました。 この決断は記事で収益を出すためではなく、記事を読みにくくするため。 言わば護身のようなものです。 第一部から定期的に(または断続的に)お読みくださっていた方には既に第

ラクダの国から熊の国チェコへ転職(下)Loloのチェコ編②

 2000年前後真冬の夜ー  プラハ国際空港に到着すると、面食らいました。明るい、どこもかしこも電気で眩しいのです。  共産圏や軍事国家、貧しい国の国際空港に降りたことがある人なら、私の言っている意味を分かってくれると思います。というのは、そういった国々の空港は総じて辛気臭く、暗くて殺風景でしたから。  私はそれまでルーマニア、ブルガリア、東ベルリン、ソ連時代のモスクワに旅行したことがありました。(子供時代含む)  いずれの空港もガランとし、免税店もなく、目に入るのは大

『その名はカフカ 1』BOOTH販売開始しました。

今年一月に発刊したはいいものの、ネット販売に右往左往した『その名はカフカ 1』。 この度、BOOTHにてネットショップを開設し、販売を開始しました。 当初「日本のネットショップは日本の銀行口座しか送金先として受け付けてくれないだろうから」と思い込み、確認もしなかったのですが、つい最近、BOOTHはPayPalのアカウントに売り上げを送金してくれるという情報を発見し、探していたのはこれなんじゃないか、と思ったわけです。 今現在『その名はカフカ 2』を作るべく、ゴソゴソ校正

おはよーございます🐰

コーヒー豆、文フリ広島に新作をねじ込む。

ええっと、本記事は2024年2月25日(日)に広島にて開催される文学フリマに関するコーヒー豆氏と私からの最後のお知らせとなります。 あえて「応援」と言わず「お知らせ」と言う理由はですね、この文学フリマ広島6に出店されるつるるとき子書店にて 拙著『その名がカフカ 1』が、並ぶ、からです……! 今現在、日本国内で購入できるのはつるるとき子書店だけ!でございます! ……この本、一冊420gあるんですわ、重いんですわ、それをるるるさんとき子さんの細腕に広島までお運びいただくと思

ちゃんリンシャンで宣伝したつもりになってます

いよいよ今週末が、文学フリマ広島です。 今週末! 慌てましたよね。 何に慌てたって、『つるる&とき子の本を作る理由』全然印刷できてなかった。 余裕ぶっこいていたんだけど、 「もう広島着いちゃったのに、印刷してなかった!」 「もう広島来ちゃったのに、売る本1冊も持ってきてねぇや!」 って夢を何度か見ました。 潜在意識っつーのはすごいですね、そんなに気になるなら早く準備しろって話です。 話は変わるんですけれど、昨年から始めたパートも数ヶ月経過、仕事もだいぶ慣れてきました。 共に

オリエンタル工作員、自作の解説に狼狽える。

昨年九月は四年ぶりに上陸した日本でいきなり大阪文フリに売り子として参加するという一大事業を(何とか)こなし、今考えても「Ru太郎、よくやったぜ」と自分で自分を褒めてあげたい気分ですが、この度なんと、私の分身として拙著『その名はカフカ 1』が2月25日開催の文学フリマ広島6に参加することに……! 先週発送した本たちが無事日本上陸(着陸)を果たしたとご報告いただきましたので、広島文フリでつるるとき子書店に向かわれる方には、「チェコからの郵便なんてちゃんと届くのかな?いつ届くかな

文フリ広島でお会いしましょう

巷でユニットを組んでると噂の、つるる&とき子のとき子の方です、こんにちは。 いや、そんな垣根を作ってるつもりはありません。 好きなように、好きな時に、好きな場所で、それぞれ翼を広げられるがモットーです。 その自由な感じが本当に心地よくて「また一緒に飛びましょう!」となりまして、2024もこりゃウキウキが止まらない! そんなわけで。 次の文フリは広島を目指すこととなりました! なぜ広島かといえば、大阪に転勤になる前、7年間広島に住んでおりまして、もはや心の故郷広島。 さらに

つるるとき子書店・広島進出のお知らせ

先日コソッと予告してしまったのですが、文学フリマ広島にとき子さんと出ます! 文学フリマ広島6 開催日:2024年2月25日(日)11:00~16:00 開催場所:広島県立広島産業会館 東展示館 第2・第3展示場 ブース名:つるるとき子書店 入場料:無料 ポスターはこちら! とき子さんのファースト作品集『なけなしのたね』はもともと、一昨年の文学フリマ広島で披露されるはずでした。 ところがコロナウイルスによる延期ととき子ファミリーの転勤により、その舞台は一時お預けに。 そ

浦島、自らの怪しさを分析する。

浦島、何をそんなにプルプル震えているんだい……? 事の発端はこちら↓ 約一ヶ月間、夢中になって準備をして本に仕立て上げた長編小説『その名はカフカ』第一巻。 先週土曜日の夜、この「本にしました」というお知らせ記事を書き上げ、もしご希望される方が出てきても販路は作ってあるしこれで安心、と眠りについた浦島Ru太郎。 ところがどっこい日曜の朝起きてみたら、くだんの記事にリンクを載せてあったネットショップが運営側からアカウントをブロックされており大慌て。 もともと「売る」よりも