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ディレッタントワイン学 シャンパーニュ編5

戴冠式のワイン。

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メロビング朝を開いたクローヴィス1世は、当時ゲルマン諸族が信仰していたアリウス派から、王妃クロティルドの薦めでアタナシウス派(カトリック教)に改宗した(496年)。その年のクリスマスイブにランス大聖堂で洗礼式を執り行った。

クローヴィス以後のフランス王は、ランス大聖堂で戴冠式を挙行し、聖なる王としてフランスに君臨することが許されると考えられた。

百年戦争の時のシャルル7世もジャンヌ=ダルクに導かれてこの大聖堂で戴冠式をあげ、正式な王位が認められた。

19世紀に至るまで、25名の歴代フランス国王は、ランス大聖堂で「戴冠式」をあげることになる。

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戴冠式の祝宴で振る舞われたワインが、まさにシャンパーニュだったという話です。当時は、赤ワインが作られ、供せられていたとのこと。その評判は国境を超えてヨーロッパ中に広がりました。

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