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水のいのち

担当:事務びと

私の趣味のひとつが合唱の鑑賞です
我が子が合唱部に入っていたので
コンクールの追っかけをしているうちに大好きになりました
今でも地域の高校の定期演奏会や近くで聴けるコンクールに足を運びます
今年もコンクールに向けての練習が本格化している時期だと思います
楽しみです!
 
合唱経験者なら多くの方が知っている合唱曲に
高野喜久雄作詞 高田三郎作曲の「水のいのち」という曲があります
高田三郎氏は合唱を経験している人なら1度は歌ってみたいと憧れる名曲が多くある作曲家です
 
その中でも特に有名な曲に「水のいのち」という楽曲があります
第1曲 雨
第2曲 水たまり
第3曲 川
第4曲 海
第5曲 海よ
 これら5曲からなる組曲で全曲演奏するには少し長いので
フルで演奏されるのは演奏会のことが多く、コンクールなどで5つの中の1つまたは2つを演奏するということもあります

高野喜久雄氏が綴った歌詞は雄大で
高田三郎氏の美しいメロディーに乗せて素晴らしい世界観が広がっています

雨が降り姿形を変えながら海へ流れ
そしてまた空へ向かう水の姿
水の循環は大自然の輪廻であり
人間もまた大自然の輪廻の中に存在することを想像させる大曲です
 
私が大好きなのは第3曲 詞をご紹介します
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なぜ さかのぼれないか 
なぜ 低い方へゆくほかないか
よどむ淵 くるめく渦のいらだち
まこと 川は山にこがれ
きりたつ峰にこがれるいのち
空の高みにこがれるいのち
山にこがれて 石をみごもり
空にこがれて 魚をみごもる
さからう石は 山の形 さかのぼる魚は 空を耐える
だが
やはり
下へ下へと ゆくほかはない 川の流れ
おお 川は何か
川は何かと問うことを止めよ
わたしたちもまた
同じ石を 同じ魚を みごもるもの
川のこがれを こがれ生きるもの
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合唱曲にもトレンドがありまして、
この組曲はだいぶ古いのでコンクールで歌う学校は減ってしまいました
大人の合唱団では今でも多く歌われています

 
最終局第5曲「海よ」の中盤にこのように歌います
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おお海よ
たえまない 始まりよ
あふれるにみえて
終わるかにみえて
終わることもなく 億年の むかしも いまも
そなたは いつも 始まりだ
おお空へ
空の高みへの 始まりなのだ
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TAMURAのホームページには私たちが求める水の姿をご案内しています
この歌の歌詞に表現される水そのものだなぁと感じます

動画サイトで「水のいのち」の沢山の演奏を聴くことができます
メロディーがつくとまたイメージが広がると思うので
是非聴いてみてください 

福島県 小名浜港 アクアマリンふくしま

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