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デバイスのデザイン性

iPad用のキーボードを購入した。

MOBA キーボードという折り畳み式のキーボード。移動先で気軽に文章を書けるようにと購入した。今まではiPadの画面でポチポチと頑張ってきたものが、入力速度が桁違いに上がって嬉しい。

キーボード、元を遡っていくとタイプライターになるのだろうが、このデバイスは凄い発明だ。文字を入力するという機能において、これ以上優れたデバイスは開発されない気がする。激動のこの時代に半世紀以上も姿形を残したままとは、凄いデバイスだ。


話を戻すと、このキーボードのなにが好きって、デザイン。
折りたたみ式にしては珍しいJIS配列キーボードというのが製品特色なのだが、そんなことよりこの折りたたみ方式。

今までの折りたたみ式キーボードって真ん中で真っ二つに閉じられることが多かったのだが、この製品は、観音開きのように、「W」「P」キーのあたりで折り目が作られている。
これが斬新でカッコいい。

これによって、キーボードの真ん中あたりのキー配列を歪にしなくてもよいから、開いた姿はごく普通のノートパソコンのキーボードに見える。何ならゴテゴテしい接合部分のパーツが武骨でカッコよさを引き立てている。


最近、デバイスのデザインの良さ、というのが分かってきたがする。
デバイスに必要なものなんて、機能性だけで良いだろうと考えていた。ジョブズが聞いたらブチギレるだろうけど、Mac製品の美しさなんて1ミリも理解できなかった。

でも、ここ最近はデバイスのデザインに拘るようになってきた。正確には、拘れるだけの余裕が出てきたというか。

学生のころだったら、絶対にこんなキーボードは買っていなかったと思う。正直、7,000円は折りたたみキーボードとしてはかなり高い。妥協して適当な中華キーボードを購入していただろう。


でも、そこにデザインで好きだからという理由で高いものに手を出せるようになってきた。

思えば今使っているiPadminiもそうだ。ちょっと良いandroidタブレットか、セールの通常iPadにしようかなと思っていたけども、店頭で見たデザインの美しさに一目惚れして、購入したのだった。
3万円くらいの余分な出費をしてもいいかな、と思えるくらいに自分の生活に余裕がでてきたからこんなことができたのだと思う。

芸術品は金持ちが買うもの、というステレオタイプなイメージは、あながち間違いではないのだろうなと思う。デザイン性なんて、腹が満たされぬものにお金を投じるのは、お金に余裕がある人しかできない特権なんだろう。

色々と偉そうに書いているが、上記文章は全て新しいキーボードを打ってみたくて書いた文章である。
新しいデバイスっていいよね。ワクワクして使いたくなって、生産的な行動ができる。
以上!

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