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はじめてのJAZZライブ

人生初のJAZZのライブに行ってきた。
大学時代、サークルの付き合いでアマのビックバンド系のライブに行ったような記憶もあるが、それはノーカン。プロのライブは今回が初。

映画『BLUE GIANT』を見て、JAZZ聞きたくなったわ~という話を元JAZZ研の友人にしていたら、オススメのバンドが来日しているということで、勇気を持って行ってみた。
「ウィントン・マルサリス」という有名なトランペット奏者らしい。


自分はJAZZは完全に素人で、TSUTAYAで数枚アルバムをレンタルして聞いたことあるくらい。それも超有名どころのみ。
「Dave Brubeck」とか「Charlie Parker」とか「Art Blakey」とか。「Maceo Parker」とかになると、JAZZってよりFunkなんですかね。

そんな自分が、ガチガチのJAZZを聞きに行くのは、気が引けた。
でも、何事も経験。プロの生演奏を一度も聞かずに「いや、JAZZはちょっと…」と言うのはダメだろ!ということで行きました。


何より、その友人は一番自分の好きなJAZZの曲、Mingusの「Moanin'」を教えてくれた人物なので、そのオススメということである程度のクオリティは信頼できる。


目標は、寝ないこと!
という非常に低いハードルだった。


やっぱJAZZは真剣に聞くと良い

乗り換えミスったりで、メンバー紹介がちょうど終わるタイミングという超ギリギリで入場。席はちょびっと遠いが、全然見える・聞こえるレベルの良い感じのところ。

まず、驚いたのが、生音で聴こえてくること。
会場は新宿文化センター、いわゆるホールというやつ。それなりに大きい会場である。一応、マイクは少し入っていたぽいが、明らかにステージの楽器から音が聞こえてくる。

ロックバンドなどしか行かない自分には、ライブの音とはスピーカーから聞こえてくるもの、という常識しかなかったので、これはかなり衝撃的だった。
前で見る価値って、アーティストがよく見える、というしかないかと思っていた。こういう音楽ジャンルのライブだと音がよく聞こえる、というのもあるのね、と学びになった。


肝心のライブ内容。
素人なんで技術的な話やらは何もわからないが、とにかく上手いことは分かる。当然彼らの世界にはレコーディングでの加工も最小限だろうから、CDで聞こえていたあの音がそのまま聞こえてくる。

本当は、体全体でリズムにノリたかったけど、ああいう椅子でみんな座ってると、振動が横に伝わっちゃうなと想い…
「こいつ何、オモテのリズムでのってんのwwww」とかJAZZガチ勢に怒られそうだったから頑張って我慢しました。


一時聞いてた時にも思ってたけど、JAZZの良さって、真剣に聞いてこそだよなぁ、と思う。

適当に聞き流すと本当にBGMになっちゃうし。ある程度真剣に、ソロを身構え得て聞くと楽しい。
ま、だからこそ、聞き終わったあとに疲れちゃうんですけど…


JAZZの楽器隊の中だと、自分はドラムが大好きなんです。

花形はペットやサックスだと思うけども、あのいつ入るか分からないスネアの感じが凄い好き。
ロックとかポップスのスネアは決まったタイミングだけど、JAZZのドラムはその辺がプログレっぽくて好き。今回のドラムもかっこよかった。


あとは、アルトとテナーだと、テナー・サックスのほうが好きかも。
昨日のサックスの人も良かった。頭がモジャモジャなのもポイント高い(なんだそれ)。
Abdias Armenterosというらしい。


たまにライブで聞くのが最適かも

JAZZって久しぶりに真面目に聞くとやっぱり良い。でも、自分にはたまにライブで聞くくらいが一番良い距離感かなぁと思った。
さっき書いた通り、本気で聞くと、やっぱり良い。でも、疲れる。

自分みたいな怠惰でボンクラな人間には、お決まりの歌詞、ソロ、メンバーで聞く音楽がちょうど良い。
2時間くらいで終わるライブなら頑張れるけど。


あとは、やはり真面目に詳しくなるのは難しいかもなぁとも思ってしまった。

やはり素人には違いが分からぬ。
良い音楽なのは分かる。でもその違いが何なのか、言語化がめっちゃ難しい。アマとプロだと流石に分かる気がするが、レジェンドプレイヤーたちの違いはわかりませぬ…


何はともあれ、はじめてのJAZZライブで非常に楽しかったし、面白い経験も色々とできた。
良いライブに誘っていただいた友人に感謝!





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