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ディグラム診断の人事活用報告です。人事に携わる方は必見です!

弊社サービス「ディグラムコーチ」を利用して、ある会社の組織について調査を行いました。今回は、どういう調査ができて、どういう結果を導き出し、今後どんな活用ができるかを報告します。(具体的な話はできない点、ご了承願います。)


調査依頼の背景


ある法人様からの相談がありました。「どうも部署ごとに社員の質が違うように思うけど、具体的にどう違うということが説明できない。そういう会社って多いと思うのですが、ディグラム診断を使って可視化できないでしょうか。」というものでした。
弊社では、すでにディグラムコーチ(人事版)のサービスを提供していたので、可視化は可能であることを伝えたところ、商談を行うことになりました。

商談では、ディグラム診断の内容を説明して、性格タイプを9タイプ、31タイプに分類することができ、性格タイプの可視化により、定性的なデータではなく、定量的なデータをお返しでき、またクロス集計を行うことにより、具体的な報告、提案が可能であることを伝えました。

その結果、トライアルとして幾つかの部署をピックアップして調査を行うことになりました。

調査方法


調査方法は至ってシンプルです。該当部署の社員の方にディグラムコーチで作成したURLに入っていただき、ディグラム診断と幾つかのアンケートに回答いただきました。ディグラム診断は20問です。今回はそのほかのアンケートにおいて、社員満足度他6問の合計26問で行いました。

受けた方のメリット


ディグラム診断を利用しているメリットとしては、受けた方にもすぐにフィードバックが行えることです。性格診断の部分についての回答を受けた方の画面に反映することにより、アンケートがおもしろコンテンツに変わります。今回は社内の調査ということでしたので、人事的な内容をお返しする画面を作成しました。

調査結果


ここでは、全てを報告できませんが、お見せできるところをご紹介します。
(回答数は100以上200以下というところです。)

31タイプ分布

31タイプ分布図

まずは今回受けていただいた方の性格タイプの分布を報告しました。左側の薄いのグラフは弊社の持つ日本人の平均分布になります。それに対して今回取得したデータを反映したのが右側のグラフとなります。見てわかる通り、大きな差がある性格タイプがいくつかあります。
ライン型3に至っては、日本人では一番多い性格タイプなのに対して、0という結果でした。

ライン型3の性格タイプについてはこちらを参考にしてください。

一方一番多かったのは台形型1の性格タイプです。以下N型2、CPボトム型と続きますが、この4つの性格タイプで半数となりました。

まず、4つの性格タイプで半数になる結果をみて驚かれました。
これは、業務や社風等により、会社には色があり、その色に合う方達が集まっている、または最初は異なる性格タイプでも、この性格タイプに変化している可能性を示唆します。一方でライン型3の性格タイプの方は、この職場においてはいずらさを感じて離職、または変化されたものと考えられます。

各部署ごとの性格分布


次に部署ごとの内訳を見てみます。

9タイプの分布図

一番上は全体の割合です。2行目からが部署ごとの結果です。
統計上30を超えないデータでの集計は行わないのですが、今回はグラフは作成しました。2行目と3行目のグラフは、30名以上の社員がいる部署なので有効なグラフとしてみていただけますが、この二つを見ても部署内の性格タイプの分布が全く違うことにみなさん驚かれていました。2行目は、エンジニアの方は多く所属して、2行目は営業の方が多いということでした。
全体的に見渡した時に、営業関連の部署はアクティブリーダータイプが多く、エンジニア系の部署は舵取りのほほんタイプが多いという結果でした。
通常で言うとエンジニアの方は、こだわり職人気質の方が多く出現するのですが、この法人様においては少ない点が特徴です。

満足度調査

満足度調査においても、30人以下の部署は参考値とし、二つの部署で見ましたが、双方ともに、まずまずの満足度を得られていました。

クロス集計で浮き彫りに

ただ、全体で性格タイプを交えて、クロス集計を行ってみると、一部の性格タイプの満足度が低いことが確認されました。数は少ないので参考値として提出しておりますが、この性格タイプは他社においても低い傾向があるので、その点はお伝えしました。

今後のついて


今回の調査においては、その他の質問の結果においても性格タイプを絡めてクロス集計を行った結果、いろいろな特徴が見えてきました。それでも部署単位に落とした場合、参考値となる部署もあることから、全体的な調査をご検討いただきます。さらに、ハイパフォーマーの性格タイプを今後調査し、性格タイプとパフォームのボリュームが可視化できれば、人材育成、採用にも広げて行けるということです。
「今まで、なんとなく、うちの部署はこういう性格の人が集まっている、というのは想像できたけど、今回の調査で◯型が何名いて、その人はこういう性格だ、と可視化、文章化された事には非常に意義がある。」と仰っていただきました。
今後も全体的な調査から、具体的なミクロの対策まで一緒に調査・提案ができればと考えております。

本サービスについて

今回は、ディグラムコーチの人事版をカスタマイズして対応しましたので、良心的な価格だという評価をいただきました。弊社サービスは調査であれば、N数はある程度までは不問で行えますので、社員の性格タイプの分布を知りたいとか、部署ごとの違いの可視化、性格タイプとのクロス集計による深掘り調査等、興味のある法人様はお問合せください。
きっと人事において、配置の最適化、採用のコスト削減等につなげられると思います。

購入者アンケートも同じです

実は今、このサービスを購入者アンケートに変えて対応するオーダーをいただいております。ただこちらもすでにディグラムコーチの仕組みがあるため、20問の性格診断につづけて、アンケートを続けるだけなので、安価での製作は可能です。
今まで、購入者の性格を知ることができなかった法人様ばかりだと思いますが、弊社のサービスは性格ごとの分布を取得でき、そこに他の質問を絡ませてクロス集計をすることで、ペルソナが具体的になり、そのことは、そのままマーケティングに活かすことができます。
是非、こちらも関心がある方はお問合せください。

ここまで、読んでいただきありがとうございました。