【要注意】そのキャンペーン、Instagramの規約違反かも?!
私は常々、Instagramで手っ取り早くフォロワーを増やすにはキャンペーンが最適であるということをお伝えしてきました。
しかしそれは、Instagramの規約に則っていなければなりません。
ところが巷の企業アカウントを見ますと、明らかに規約違反のキャンペーンを施行している例があります。
知らないだけなのか、確信犯なのか、たぶん前者だと思いますが、規約違反を続けていると最悪アカウント停止などになっても文句が言えませんので、かならず規約を確認しておきましょう。
そこで今回はこの記事執筆時点であります2021年1月8日における最新のキャンペーン関連の規約について見ていきたいと思います。
巷には(この記事もそうですが)、規約について解説している記事がたくさんネットに上がっていると思いますが、基本的にはInstagram側が配信している情報が最新であり正確です。
初期情報をネット記事で得るのは良いと思いますが、正確性の確認で必ず本家の情報にもアクセスすることを意識していただくと良いと思います。
キャンペーン実施にあたり、参考とすべきは、Instagramのコミュニティガイドラインや利用規約のページになります。
いいねキャンペーンはもうできない
早速、コミュニティガイドラインおよび利用規約を見ていきますと、気になる箇所があります。
コミュニティガイドラインのこの部分です。
「いいね!」やフォロー、コメントを含むやり取りの見返りに、現金や現金同等物の提供を申し出たりしないでください。
つまり、「いいね」してくれたら「○○」をプレゼントしますという、いわゆる「いいねキャンペーン」の実施が禁止されました。
背景としては、プレゼント欲しさに、大量のユーザーが投稿にいいねとかするんだけれども、それはあくまでプレゼントが目的であって、純粋にその投稿を評価したものでないことがあります。
Instagram側では評価の高い投稿を検索などに引っかかりやすくして、人目につきやすいようにしているんですが、ここにこういうキャンペーンの一時的なものが並ぶことに、関係ないユーザーからは不評だということでしょう。
しかしこちら、フォロワーを増やすのにかなり有意義な施作だったので、残念でなりませんが、致し方ありません。
基本的に無闇矢鱈にフォロワーを増やす行為に制限がかかったということです。
繰り返しますが、今まだこれ知らずに、いいねキャンペーンしているアカウントがちょこちょこあるとは思うのですが、NGです。
見つかってアカウント停止になる可能性がある行為です。
この記事を読まれて正しい情報を知った皆さんは、やめましょう。
このキャンペーンならまだ大丈夫、ストーリーズシェアキャンペーン
しかし、これだけで全てのInstagram関連キャンペーンができなくなったわけではありません。
以下のようなキャンペーンが規約上許される範囲で、認知を広げるキャンペーンとして有効です。
こちら、サッポロビールさんのワインブランド「イエローテイル」が行っているキャンペーンです。
指定の投稿をストーリーズでシェアしてくれるとプレゼントが当たるというキャンペーンですね。
意図的にシェアを集めるので、ちょっとグレーゾーンではあるのですが、現時点では明確に禁止されていないので、実行は可能かと思います。
ただ、このキャンペーンでは、フォローを直接的に促すわけではありません。
あくまでアカウントの認知を増やすだけですので、このキャンペーン施策によって、アカウントのフォロー増をKPIにしてしまうと、しんどいです。
ご紹介したイエローテイルでも、おそらくそこはKPIではなく、イエローテイル自体の認知度が広がれば良いという事でやっていらっしゃると思いますので、そこは頭に入れておきましょう。
Instagram キャンペーンはかなり減ってしまった
以上のようにInstagramでキャンペーンを打つことに制限が加わった結果、企業のキャンペーン実施例はかなり減ってしまいました。
特に大手企業は年明けからほとんど事例を見ることがありません。
代わりに盛り上がっているのはLINEやTwitterを使ったキャンペーンですね。
これについてはまた別記事でご紹介したいと思いますが、「SNSでキャンペーンしたいけど何か良い方法ないですか?」とお考えの企業様がいらっしゃいましたら、ぜひ一度デジタルマーケティングのコンサルティングサービスでご相談ください。
この度は私のnoteをご覧いただきありがとうございます。 もしもサポート頂ける場合は、お礼にデジタルマーケティングに関するお悩みにお答えいたします! 追ってお礼メッセージとともにご連絡させていただきます。