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「すっぽかす」の「すっ」てなに?2020年6月15日の日記

気になったので調べてみた。

すっぽかすは漢字で書けば「素っ放かす」と書く。
結論から言うと、この「す」は「素っ裸」「素っ頓狂」などに用いられる「素」であり、名詞・動詞・形容動詞詞の前についてその意味を強める効果がある。とのこと。

現代で言う「超〇〇」や、関西の「ばり」に近いニュアンスだろうか。より範囲は広い気がするが。

ところで、名刺にも付くのだったらもっと色んなものにも使えるのではないだろうか。
例えば、美味しい焼肉屋を見つけて、友人に紹介する時を想定して使ってみよう。

「前言ってたあそこの焼肉屋どうだったの?」
「あ〜!あそこすごいよかったぞ!ちょっと割高だけどかなり肉!って感じで!」
「へぇ〜」
「マジで素っカルビって感じでさ〜」

…これはなかなかいいのではないだろうか。何気ない会話でも「素」の力で「スッカルビって何?」と、飽きかけている友人の興味を引き戻せる。
もし、何も聞いてこなかったとしても、わからないことをそのままにする、もしくはタッカルビの親戚だと思い込んでいるかのどちらかが判明するため、今後の付き合い方を考え直すことも出来る。

もうひとつ例を挙げてみよう。女の子同士の何気ない会話だ。

「〇〇子最近別れたらしいよ」
「やっぱり?さっき見たけど知らない男と一緒にコンビニに居たよ」
「え?マジ?顔どんなん?」
「素ケメンだった」

…かなり自然に溶け込んでいる。この後相手から「は?」って言われるのは目に見えているが、やはりそれは友達付き合いを考え直すいいきっかけになるだろう。
それにしてもスケメンは良い。これを応用すれば、すごいブサイクでもスサイクになるためなんだかスタイリッシュだ。意味を知るまではかなり気分よく過ごせる。知らぬが仏だ。
この素〇〇は若者の間で流行りそうな語感がある。もしかすると、私が知らないだけでもう流行っているのかもしれない。

皆さんも、素〇〇を使って、流行を先取りしてみてはいかがだろうか。
私は素ペンを置き、素歯磨きをした後、素やすみさせて貰うことにする。

素っ終わり

金額に応じて私の生活の質が上がります