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リモート入社新卒二年目のインタビュー~第二弾~

こんにちは!
Ava Digital Innovatorのnote編集部の永井です。
今回は「リモート入社新卒二年目のインタビュー」という連載企画で、Digital Innovation Studio(以下、DISと記載)所属の新卒入社二年目のみなさんにインタビューしていきたいと思います!
日本では、東京都港区六本木に拠点を置く、アバナードは、インドや大連、フィリピンといった場所を開発拠点として進めているオフショアプロジェクトが数多くあります。コロナ禍で、どのようにプロジェクトを進めているか、気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
第二弾として、私と同期入社(2020年4月)であり、某オフショアプロジェクトの中で、インド、フィリピン、日本とのコミュニケーション窓口を担当している王さんにアバナードでの活動、オフショアプロジェクトなどについてなど、ざっくばらんに話してもらおう!というのが本日の趣旨です。

永井:王さん、よろしくお願いします!

王:はじめまして!アバナード Digital Innovation Studio(以降DIS)の王です。海外の大学を経て、2020年4月に新卒としてアバナードに入社しました。

永井:2020年4月に入社してから約一年半が経ちますが、現在までのプロジェクト経験、またプロジェクト外のことについて教えてください!

DISブログ_王さんと永井さん

(左:永井、右:王)

王:入社して3か月間リモートでの研修があり、C#、SQL、JavaScriptの技術研修とロジカルシンキング等のビジネス研修を経験しました。
その後、OJTで金融系のプロジェクトに携わり、設計書作成など上流工程を経験し、その後、DISの活動に関わり始め、今回紹介するオフショアプロジェクトを含め、Reactを使ったアプリ開発やMicrosoft Power Appsを使ったローコード開発等、幅広いプロジェクトに携わってきました。

永井:様々な業界、また設計から開発まで幅広い工程に携わっているのですね!具体的にプロジェクトや業務のやりがいや、楽しさを教えてください。

王:自分の強みを伸ばしつつ、自分の興味のある分野もやらせて頂ける環境があるのがすごく良いと感じます。
例えば、私の場合、海外の大学を卒業しており、外国の方々とコミュニケーションを多く取ってきた経験があり、自身の強みと感じてます。
今のプロジェクトでは、海外とのブリッジ役を任せて頂けた事で、英語力やコミュニケーションの能力を、さらに伸ばしていけてると感じています。
一方で、私は大学時、文系専攻なのですが、プログラミングのバックグラウンドがなくても、やりたいと思っていた開発工程にも携われる機会があります。自分の強みとやりたいことの両立ができていることがやりがいや楽しさですね。

永井:オフショアプロジェクトということは海外を拠点としているチームとやり取りしながらプロジェクトを進めているということですね?

王:はい、プロジェクトとしては、オフショアで開発したアプリを日本にローカライズするものなのですが、その際に開発拠点であるインドやフィリピンの方々と英語でコミュニケーションをとりながらプロジェクトを進めています。

永井:オフショアのチームとコミュニケーションを行う上で大変なことや、
気を付けている点はありますか?

王:まずオフショアチームとコミュニケーションをとる上で大切にしていることは、お互いの認識の齟齬をなるべく少なくするということです。特に、文化や言語が違う人同士でやり取りをすると、文脈や背景の違いによって齟齬が生まれ、プロジェクトに影響が出るので、そのギャップをいかに埋めるかを意識していますね。
私の場合、認識の齟齬が起きないように、以下の3点を意識しています。

1、 シンプルに伝える
オフショア先に送るメールやチャットに書く内容は、自分が考える文章の中で最も簡単な言い回しや単語を選ぶようにしています。
理由は、難しい言い回しや単語を使うと、伝えたい情報が複雑になり、相手が理解できなくなる可能性が高くなるからです。
例えば、相手に質問をする時は「合計、何個質問があるのか文の最初に記載する」、「質問を箇条書きにする」、「主語はThisなど使わずちゃんと対象の名詞を明記する」等の文章構成を意識すれば、円滑にコミュニケーションを取ることが出来ます。

2、 相手の使っている単語・文法を使う(真似る)
メールやチャットで相手が使っている単語、文法を真似て、コミュニケーションを行うということも意識しています。
相手の使っている単語・文法が相手国の環境の中で最も馴染みがある可能性が高い為、認識の齟齬が起きにくくなります。
また、適切に意図が伝わっているか確認しつつコミュニケーションを行うため、ビジネスに相応しい言い回しや表現も習得できるため、英語のステップアップにおいて効果的です。私の場合、相手とのやり取りの中で参考になる言い回しや表現があれば、随時自分のノートにまとめて、自分でも使えるようにしています(笑)

3、 ビジュアルで伝える(非言語コミュニケーション)
コミュニケーションを行う上で、言葉だけではなく、図や動画を使うことも効果的だと感じます。
日本語でもそうですが、言葉で説明するよりも、実際に図や動画で見てもらった方が早いケースがあると思います。例えば、相手の資料で分からない箇所があった場合、どこが分からないのかを文字で説明するよりも、不明箇所に赤矢印マークを置いた画像を作り、「この画像にある赤矢印マークの所が分からない」の様に言えば相手はすぐに理解できます。

オフショアプロジェクトを進めている中で感じることは、英語はツールであり、本来の目的を見失わない事が大切だということです。プロジェクトの目的としては、オフショアで開発したアプリを日本にローカライズすることなので、それを達成するため、言語だけに拘らず、時には図や動画などの非言語のツールを取り入れながら進めることが大切だと感じてます。

永井:プロジェクトを円滑に進めるために、様々なことを工夫しているのですね!実際に現地行かず、リモートからだと必然的にコミュニケーションの量が少なくなり、相手のことを深く理解できず、不安に思ったり、その不安からプロジェクトが円滑に進められないと懸念もあります。

王:案件に入る前は、リモートですし、業務上のやり取りだけで互いを理解しながらプロジェクトを進めていくということに関して難しい面もあるかなと想像していたのですが、実際に案件に入ってみると、Microsoft Teamsでの雑談などを通して、想像以上に互いについて知る機会があるのだと感じました。
また、オフショア案件に入る前は、時差の関係上、返信が遅くなるなどコミュニケーションが原因で円滑な業務を行うことが難しいと思っていましたが、Outlookでのメールだけではなく、Microsoft Teamsのチャットでやり取りする機会も多く、すぐに返信が来るので不便を感じることはほとんどありません。またミーティングのセッティングは当日に行うこともあり、プロジェクト進行に関して、想像していた以上のスピード感があると感じました。

永井:海外拠点のメンバーとのコミュニケーションしながらオフショアプロジェクトを進めている実体験、興味深い話ありがとうございます!
最後に今後チャレンジしていきたいことを教えてください!

王:直近だとオフショアで開発したアプリのリリースに向けて本格的に開発していく計画があるので、正式にリリース出来るように頑張りたいです。
その際に、オフショアと緊密にコミュニケーションを取りながら開発を進めていく事になるので、コミュニケーション能力と開発能力の両方のスキルを伸ばしていきたいですね。
また、DIS内の活動で社内コミュニケーションツールの作成を行っており、Microsoft Power AppsやMicrosoft PowerAutomateを用いた、ローコード開発の機会があるのですが、今後その分野にも携わっていけたらと思っています。

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(上記、ローコード開発の一部画面)
参考記事:Power Platformを活用した小さな社内業務改善

永井:オフショアプロジェクトのコミュニケーションの窓口だけでなく、Microsoft Power AppsやMicrosoft Power Automateを用いたローコード開発など、多くの裁量を持ちつつ経験を積めているのは素晴らしいですね!
私自身も、ローコード開発といった新たなニーズが広がっている分野で色々挑戦していきたいですね!
王さん、本日はお忙しい中、ありがとうございました!

王:ありがとうございました!

「リモート入社新卒二年目のインタビュー」の連載企画は今後も継続予定なので、引き続きAva Digital Innovatorをよろしくお願いします!


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