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海外でのワーケーションレポート「滞在・実践」編

どうも、株式会社デジタルキューブ、広報室のタカバシです。

デジタルキューブは創業以来、フルリモートワークを実施しています。前回はニュージーランド&オーストラリアでワーケーションを始めたテクニカルサポートのタイさんに、準備と計画、期待していること、心配なことを訊きました。

今回は40日間のワーケーションを終えて帰国したタイさんに、ワーケーションは実際どうだったのか、体験談や感想を訊いてみます。


日常の過ごし方

━━ 海外にいるとは言え、日中は業務もあったわけですが、どんな風に過ごしていましたか?

平日は(現地時間で)午前中に買い出しや散歩して、昼の12時(日本時間 朝8時)から21時(日本時間 17時)過ぎくらいまで仕事をしてました。土日は街歩きをしようと考えてたのですが、あまり出歩く気分にもなれずに、わりと宿でゴロゴロしてました。

朝は近場のカフェでコーヒーとパン(ハムとチーズのクロワッサンとか惣菜パン?)で、昼はあまり食べませんでしが、たまに現地スーパーで買ってきたカップ麺やお菓子、夜はほぼほぼ Uber Eats でたのんだバーガー(と付け合せにフライドポテトなど)、ピザ、中華(焼き飯、水餃子、ケバブなどなど)を肴に、スーパーで買ってきた各種クラフトビールを飲んでました。

━━ 前回のレポートでは、Airbnb が想定外だったとお話されていましたが、その後、宿泊施設はどうしたんですか?

最初の Airbnb が散々だったので、結局ほとんどホテルになりました。最初の Airbnb で問題だったのが、前回お話した「仕事専用スペース」の件に加え、騒音問題と夜ご飯どうしよう問題、です。

騒音は、隣のビルの解体工事か改装工事か、昼も夜も非常にうるさくてまいりました。夜ご飯も、就業終わりの時間が現地時間だと21時過ぎになるので、たいしたお店が開いてなく、ほぼ Uber Eats に頼りっきりだったんですが、なんかホストさんがくつろいでいるダイニングで食べるのに気を遣っちゃって…

できれば、ドミトリー(相部屋形式の安宿、ユースホステルやバックパッカーズ)に泊まりたかったんですが… 残念ながら、いびきで迷惑をかけそうなのと、パソコンや携帯やら貴重品が心配だったので断念しました。ドミトリーは宿代が安いですし、いろんな国から来ている同じ部屋の人と話すのも楽しいんですけどね!

━━ 結局、日中の業務はどこでされていたんですか?

ホテルに移ってからは、ホテルの部屋で仕事をしていました。コワーキングスペースが無いか調べたんですが、ドロップインをやってないところが多い印象でした。ホテルのネット環境で速度もそこそこ出てましたし、たまに海外からのアクセスを制限してるサイトに接続する時はVPNで接続をして、問題なく作業ができました。

あ、ただ、MacBook Air にモバイルの15インチモニターを繋いで作業していたんですが、途中から接続部の接触不良なのか、モバイルモニターの調子が悪くなって焦りました。

━━ たしかに持っていったものが故障した時が一番困るかもしれないですね。日本のメンバーとのやりとりは円滑にできましたか?

そうですね。Backlog、TypeTalk、オンラインミーティングと特に問題はありませんでした。ただ、時差の関係で数回、定例のオンラインミーティングに参加できなかったことはありました。

年末年始のニュージーランド・オーストラリアの気候は?

━━ 南半球は夏だと思いますが、めっちゃ暑かったり、寒暖差が激しかったりしたとか?

ワーケーションしていた時期のニュージーランドの最高気温は、だいたい20度から25度くらい、ごくたまに30度くらいまで上がる感じでした。30日くらいいて「今日は少し暑いかな」と感じたのは2〜3日くらいでした。最低気温は20前後まで下がるので、日が落ちた後はちょっと寒いなと感じることが多くありました。

━━ 日没は何時くらいなんですか?

日没は21時前くらいで、完全に暗くなるのは21時半くらいですね。ちなみに、日の出は6時前くらいでした。

帰りに1週間立ち寄ったシドニーは、時差が日本時間+2時間で、日の出が6時くらい、日の入りが20時くらいです。気温は22〜3度から30度弱くらいで、天候によっては少しだけ蒸し暑く感じることもありました。たまたまかもしれませんが、滞在中はほとんど曇りか雨で、雨もスコールのように短時間で土砂降りということがたびたびありました。

━━ スッキリと晴れて気持ちのいい夏の日を想像していたんですが、イメージとは少し違ってみたいですね。

そうですね。ただ、年始の連休中にレンタカーでクライストチャーチからマウントクック、そして予定していたテカポ湖には行きました。

ワーケーションで得たメリットや課題

━━ では、ワーケーションを通じて得たメリットや課題について教えてください。

日本にいると、普段は自宅に籠もっている事が多いので、気分転換になりました。とにかくいろいろな違いがありますからね。

課題とまでは言えないかもですが、やはり時差は要注意ですね。なにせ夜9時ともなると、レストランはほとんど閉まってますし、パブなど飲み屋が開いてても飲み物だけ(食べ物の提供時間は7〜8時までとか)だったので… 

今にして思えばオーストラリアのパースの時差が、日本時間マイナス1時間ですごく良かったです。日本時間で夜7時に終業となると、現地では夜6時なので、レストランとかパブに行くのにちょうどいい時間なんですよね。

あと、今回はニュージーランドとオーストラリア、合わせて40日間のワーケーションでしたが、3週間くらいで良かったかもしれません… なんというか、途中で飽きてきまして… 

━━ まあ、業務時間は部屋でひとりですし、外にも出ても天気が悪かったりすると、そうなるかも…

なので、好みもありますが、宿泊はドミトリーがオススメです。宿代も安いし、同じ部屋の他の旅行者と友だちになれるし、キッチンがあるので自炊して食費も安くできるし。あとは、もしワーケーションで Airbnb を利用するなら、個室に机があるところにしましょ〜!

━━ ちなみに、次に行きたいところってありますか?

円安が落ち着いて戦争が終わったら、物価が安そうな東ヨーロッパでワーケーションしたいです。

━━ なるほど。ありがとうございました!


ワーケーションってとてもキラキラしたイメージで考えていたんですが、時差や宿泊する場所の環境によっては、かなり大変なことがわかりました。「それも含めて旅」とも思うんですが、ワーケーションって Work と Vacation だから旅成分は無いのかもと思ったり…(現地でも Work ができちゃうと リモートダブルワーク??)

ということで、フルリモートワークのデジタルキューブでも珍しい海外でのワーケーションについて、2回に分けてお届けしました。また、ワーケーションをするメンバーが出てきたら note で書いてみようと思います。

それでは、また。