デジタルフォルンの行動指針「Variation」について
こんにちは。
デジタルフォルンでデータ分析やデジタル改革部門の一部と、採用や営業を担当する部門を管轄している岩崎と申します。
デジタルフォルンで大切にしているミッション&スローガン、バリュー(行動指針)。その意図や意味はデジタルフォルンに限らずビジネスを行う上で重要な考え方が含まれていると確信しています。
今回はその意味や意図をしっかりご紹介し、何かの気付きになっていければ、そしてデジタルフォルンのことをもっと知っていただく機会になればと思っています。
今回はその中でバリュー(行動指針)の全体と、その一つ目の「Variation」についてご紹介します。
~デジタルフォルンのバリュー(行動指針)~
デジタルフォルンでは、4つの行動指針を掲げています。
それぞれを簡単に以下にご紹介しますが、これは頭文字を取ると「V・O・R・N」になります。
通常、行動指針を策定するとなると、偉い人が会議で決めたり、場合によっては外部の方にデザインしていただくなどが一般的ではないでしょうか。
我々の行動指針は完全にボトムアップで、各部門のリーダーが任意で参加してくれたプロジェクトの中でディスカッションを行い、議論を重ね、その想いを集約してできたものになります。策定は完全に現場のリーダーのみで行ったのです。
だからこそ、より一層社員にしっかり伝わり、大切にすることの出来る行動指針になったともいえます。
今回はこの中から1つ目の「Variation:多様性を大切に相互理解を深め変化を」について、詳細をご紹介します(それ以外の3つも別でご紹介いたします)。
~行動指針「Variation:多様性を大切に相互理解を深め変化を」~
私は2000年代後半で社会に出ましたので、あまり当時を知っているわけではないのですが、昭和の時代の企業やいわゆるサラリーマンと呼ばれる人たちは、新卒で就職した企業に生涯所属し、色々な部署に異動し、1つの会社の中でキャリアを終えるというのが一般的でした。
当時は企業戦士と言う言葉があり、逆にキャリアについて自身で考えて実現していくことがあまりなく、会社とのつながりが密接だったとも言えます。それは終身雇用制度という制度の元、労働者側も一定以上の保護のもとで安心して働けたから成立した部分が強いと思います。
いずれにしても、こうした働き方や価値観が「当たり前」であり、ある種「常識」や「正義」でくくられていたように(聞き及んだ感想でしかありませんが)感じます。
一方で、終身雇用制度が破綻した以降はどうでしょうか。
転職や企業が珍しいものではなくなり、よりビジネスシーン全体の中での人の動きが活発になりました。
いわゆる前述した昭和の考え方はほぼなくなりました。その代わりに、様々な価値観が登場し、企業や労働者の考え方、仕事のスタイルは実に様々な形に変化していきました。それも一つの方向ではなく、様々な方向にです。
つまり、ほぼ画一的に近かった昭和の企業感・労働への考え方は、様々な方向に分散(多様化)し、変化していきました。
思えば、私が子供の頃、とても流行した歌はどんな世代も誰でも知っていて、テレビを付ければ常に流れているような状態でした。それが現代では映像コンテンツを見るにしてもテレビ中心ではなく様々なものがあり、音楽も各々の好きなジャンルがあり各々が選んで聞く時代になっています。
企業と労働者を例にとりましたが、振り返ってみればライフスタイルもどんどん多様化しているように感じています。そして世界が多様な形に変化するスピードは日々加速していて、これはおそらく止まることはありません。つまり、現代社会は多様性がベースにあり、それはどんどん新しい価値観が追加され増えていくものだということです。
さて、行動指針のところへ話を戻しますが、例えば今、世代に名前をつけたりしていると思います。
最近ではZ世代はこんなことを考えていると。そしてZ世代が社会に出たときに、前の世代の人たちは、自分たちの世代との価値観のギャップに頭を抱えることが一般論としてよくあります。
そして、上手く関係性が構築できないがために早期離職など様々な問題が発生し、会社としても問題意識をもつようになります。
でもこの問題の解決策ははっきりしています。それは世代関係なく、多様性を受け入れることです。
世の中には実にいろいろな人がいるので、いろいろな価値観、考え方があって良いのです。それを企業や前の世代に合わせる必要はなく、まず受け入れ、対話をし、一緒に良い形に作り上げていく、そういう姿勢と考え方で解決する問題です。
我々が4つの行動指針の一つに「Variation」を掲げるのはそのためです。時代に即した良い形に変化していくためにはこの考え方が必須だからなのです。
これまでの考え方や価値観、方法に固執するということは、時代の変化・多様化が推し進められるスピードについていくことを放棄することに他ならないので、それは会社組織として事実上の退化に他なりません。
我々は、この世の中が非常に多様化していることを理解しています。その多様性を理解し、相手のことを考え対話し、周囲を見渡し、受け入れるべきものを受け入れて行くという姿勢、そしてその姿勢があるからこそ発展的な変化をしていけるということを確信しています。
これはデジタルフォルンの中だけではありません。
クライアントとプロジェクトを推進するときに、クライアントにはクライアントの企業のポリシーや風習、価値観があります。そういったものを理解しないと、より良い形でのビジネスはできません。常に相手目線で物事を見て、客観的に良い形を考えていく、実践していくことが必要になります。
個人対個人の人付き合いでも同じことが言えると思います。
自分の価値観を押し付けるのではなく、相手のことを理解しようとする人、そうして一緒に良い関係を作ろうとしてくれる人と一緒にいたいですよね。
相手が友達であっても同僚であってもクライアントであっても、その本質は変わらないと思いますし、画一的な価値観や個性を認めない時代が終わったからこそ、その考え方の重要性が日々増していると思います。
こうした時代背景などもあり、デジタルフォルンはその全員が大切にすべき行動指針の1つ目に「Variation」を掲げています。
~おわりに~
今回は、デジタルフォルンのバリュー(行動指針)についてご紹介をさせていただきました。
こうしたご紹介で、デジタルフォルンの考え方やカルチャーが少しでも伝われば、そして、見ていただいた方の何かしらの気付きになることができれば幸いです。
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