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入社前に読む本ー(実は、面接官はこれらのことが理解できる素地があるかどうかを見極めたいのだ)

以前に、「入社前に読んで欲しい本」というエントリーを上げました。これは、面接中によく聞かれる質問に答える内容でした。
一方、最近読んだ本の中で「これは当社に内定したあと、入社するまでに読んでおいてもらおう!」という本が出てきたので、ご紹介。

一つは「デジタルマーケティング用語図鑑」。

デジタルマーケティングに関係する本はたくさんありますけど、これは割とデジタルメディアのプランニング現場にあわせた内容からはじまって、マーケティング戦略やデジタルの動向といった結構広めのところまでカバーしているので、なかなかお役立ちの本かと思います。さらには、イラストがたくさんあってとっつきやすいというのもお勧め理由です。

未経験でデジタルマーケティングコンサルティング会社に入社した多くの人は、わりと最初に専門用語でつまずくケースが多いんですね。

たとえば「CPCがこのところ上がっているけど要因はなに?impは増えているの?」「それってCPAにどういう影響があるの?」「全体のROASはどうなっている?」なんて会話が社内では頻発してるんですが、それって慣れないと最初は何のことかさっぱりわからないんです。しかも、CPCもCPAも分数(比率)なので、分子と分母があって分子が増えたのか減ったのか、分母が増えたのか減ったのかによって全く意味が違ってきてとか、あれこれあれこれ・・・・・。
なので、割と早い段階でどんな言葉があるのか、それは何を意味するのか、みたいなことを頭に入れておくと、入社してからが楽に(少しは、ですが)なるかなと思います。

もう一つが「コンサルティング会社サバイバルマニュアル」。

私が面接の時に聞く質問の一つに「最近読んだ本で面白かった本はどんな本ですか?」というのがあるんですが、あるときにこの質問をした候補者の方がお勧めしてくれた本です。その場でタイトルを聞いて、Amazonで調べて、面白そうだったのでポチッとしちゃいました。

著者のメン獄氏はITコンサルティングの企業にお勤めのようですが、「コンサルティング」というサービスに求められているものはITコンサルもマーケティングコンサルも同じです。書かれていることをまるっとマーケティングや広告に置き換えても、まったく行うことはおなじなんですね。
たとえば、会議への臨み方から議事録の書き方、上司や同僚とのコミュニケーション、マネジメントに関する考え、クライアントサービスのあり方などなど、非常に共感しました。
まさに、広告やマーケティングもこの「気合い」というか「考え方」「行動指針」「ポリシー」「根性」、そんなものは全く一緒だとおもいます。

まさに「入社したらやることは、これです」みたいな感じでした。

以上、今後この二つの本については、入社する前に読んでいただこうかなと思っています。

あと、面接の前に読んでみると面接官が候補者の方のどこをみているのか?がわかると思いますし、面接官への逆質問の時のネタになるかなと思いますよ。
だって、面接官が見極めたいことは”これらのことが理解できるかどうか、実践できるかどうか”なんですから。




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