【note限定公開】GDNスマートディスプレイキャンペーンについて
みなさん、こんにちは。
デジタルフューチャーの運用型広告担当をしている和田です。
運用型広告を中心にトータルのマーケティングサポートをしている弊社ですが、今回は、GDNスマートディスプレイキャンペーンの記事を書いていきます。
スマートディスプレイキャンペーンは、入札、ターゲット設定、広告作成に関する3つの最適化技術が使用されたGDNの自動化キャンペーンです。
Google ディスプレイ ネットワーク全体のほぼすべてのフォーマットで広告を表示できるので、関心を示しているユーザーから、購入しようとしているユーザーまで、購買サイクルのあらゆる段階のユーザーにアプローチできます。
それでは詳細を見ていきましょう!
スマートディスプレイキャンペーンの利用について
スマートディスプレイキャンペーンは、「自動入札」「自動ターゲット設定」「広告の自動作成」と、運用者が手間と時間をかけずに広告を配信できる機能です。
2022年12月現在、コンバージョンに対するお支払いを利用するには、過去30日間にアカウントのコンバージョン数が100件を超えている必要があります。
さらに、そのうちのコンバージョンの90%はユーザーが広告をクリックしてから7日以内に発生している必要があります。
ターゲット設定、入札、広告作成に関する 3 つの最適化技術が使用され、広告主様の負担を軽減すると同時にキャンペーンの精度を高めます。
コンバージョンしたユーザーデータをもとに自動で最適化を行いターゲティングをしていくので、コンバージョンがある程度の件数が出ていることで効率よく配信できるようになります。
ぜひ活用してみましょう。
スマートディスプレイキャンペーンでの広告作成
広告設定は、イメージ画像・見出し・説明・最終ページURLなどの広告アセットを準備します。
とくに画像・見出し・説明に関しては、複数を設定しておくことで、Google広告が自動的にユーザーに対してよりよい組み合わせでバナー画像などを生成して、広告を配信してくれます。
スマートディスプレイキャンペーンでできないこと
スマートディスプレイキャンペーンは、自動化が最大のメリットとなりますが、だからこそ手動で設定できない部分もあります。
「個別に単価調整を使用する」ことや「配信方法や配信先デバイスを設定する」ことができません。
デモグラフィックなどのターゲティングについても手動では設定できないため、自動での広告配信に任せることになります。
また、自動入札のしくみとして「学習期間」が必要で、広告を配信してから2週間が経過するか、コンバージョンが50件に達した時点でキャンペーンの最適化が開始されます。
Google広告の自動化に必要な学習を行う期間となるため、期間中はパフォーマンスが悪化する可能性が高くなリます。
できることと、できないことを、確認しておきましょう。
できること:
・キャンペーンの作成と管理を容易に行える
・使いやすい管理画面で広告を効率的に管理できる
・新しい効率的な方法で成果をトラッキングできる
できないこと:
・個別単価設定を使用する
・配信方法と配信先デバイスを設定する
・PC 専用またはモバイル専用のキャンペーンを使用する
・手動ターゲティング
・すべての広告を手動で作成する
・スマート アシスト キャンペーンを他のタイプのディスプレイ キャンペーンに変更する
スマートディスプレイキャンペーンはやってみることが大切
スマートディスプレイキャンペーンを利用することで、大きく成果が伸びたケースもあれば、上手く機能せずに、手動で設定をした方がパフォーマンスがよかったケースもあります。
スマートディスプレイキャンペーンは「自動化」に特化しているため、パフォーマンスが悪かった場合に広告運用者ができることは限られています。
「GoogleのデータとAlを用いた機械学習技術」は目を見張るものであり、今後は手動でのターゲティングよリも自動化された広告配信へと移り変わっていくのは間違いあリません。
現状では、ひとまずスマートディスプレイキャンペーンを導入し、成果が悪ければ停止するというような感覚で利用するのがよいでしょう。
スマートディスプレイキャンペーンでは、既存でリマーケティングを設定しているキャンペーンがあれば、そのキャンペーンには影響を及ぼさないようになっていますので、まずはリマーケティングを設定し、そのほかのターゲティングとしてスマートディスプレイキャンペーンを利用してみましょう。
上記、内容についてのご質問や、マーケティングについてご質問がありましたら、お気軽に以下よりお問い合わせください。
■お問い合わせ用URL
参考:リスティング広告のやさしい教科書。改訂新版 桜井茶人