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『誰もが自分の生き方を選択し続けられる世界』へ。CEO岡が語る「デジリハ」の可能性

デジリハとは、デジタルアートとセンサーを活用した新しいリハビリツールです。

2017年に前身となるNPO法人Ubdobeが日本財団からソーシャルイノベーターに選出され、1.5億円の助成金を受けて開発。2021年に製品版をリリースしました。

リハビリを行うプレイヤーの身体や目の動きに合わせて、オブジェクトが動き、インタラクションが発生。ゲームを楽しむだけで自然とリハビリに必要な動作を行うことができます。

楽しさが先行することで、つらくなりがちなリハビリに対するプレイヤーのモチベーションを向上させ、身体的・認知的な機能制限により既存のゲームで遊ぶことのできない障害児者や高齢者の身体機能の維持・向上のみならず、余暇活動や社会参加を促進することを目的としています。

今回は、今年NPO法人Ubdobeから分社化し、新たに「デジリハ」の運用を担うことになった株式会社デジリハ。そのCEOである岡に、プロダクトやそれを支えるチームに懸ける思いを聞きました。

ー 今年、NPO法人から分社化しましたが、その理由を教えてください。

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デジリハは今までNPO法人Ubdobeが行ってきたイベント事業とは違い、継続的に使っていただくサービスです。また、プロジェクトに関わるメンバーたちも「デジリハ」という製品にかける情熱が強いんです。

なので、サービスを伸ばしていく上でも、そしてメンバーの働きやすさにとっても、デジリハにより集中できる環境を作った方が良いと判断して分社化しました。

ー デジリハというプロダクトに感じている可能性を教えてください。

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デジリハに感じている可能性は、大きく分けて3つあります。

1点目は、エンタメの可能性です。
デジリハは、過去に制作したデジタルアートのイベントで、子どもたちが音や光を追いかけながら同じ動きを繰り返す姿をから着想を得ました。
「心が動くと体も動く」、そんなエンターテインメントの力をリハビリに活かすことで、普段は受動的になりがちなリハビリ当事者からもポジティブな感情や意欲を引き出せると考えています。

2点目は、デジタルツールの可能性です。
リハビリは専門職の観察を通じてしか評価ができないため、属人的になりがちという課題が指摘されてきました。
しかし、そこにデジタル技術を組み合わせることで、リハビリ当事者の動きを可視化できるようになり、共通の情報を得ることができます。現在は、それらのデータをさらに現場で活用できるよう、ダッシュボードを開発しています。

3点目は、人材不足解消の可能性です。
近年、医療福祉職の不足による現場の問題が数多く指摘されています。しかしデジリハは、作業療法士や理学療法士以外の支援者であっても簡単に利用することができるため、保育士や介護福祉士も巻き込める。リハビリに関わる人材の幅を広げることができるんです。
さらに、この先デジリハを通じた遠隔でのサービス提供が実現できれば、オンライン診療や遠隔治療に活用できる可能性があり、サービスの充実度を高めることができると考えています。

ー デジリハのメンバーに感じている可能性はなんですか?

うちの強みは、メンバー内に、リハビリ専門職と、家族にリハビリを行う当事者を有する面々(以下、リハビリ当事者家族)と、クリエイターの三者が一丸となってものづくりを行っているところですね。

リハビリ専門職の存在は、安全で効果的なプロダクトを作る上で欠かせません。現在アプリを作っているエンジニアも、作業療法士の資格や業務経験を持っています。現場の支援者や当事者の姿を想像しながら、経験や知識を直接アプリに落とし込むという、根拠を持ったものづくりができているのは、大きな強みです。

リハビリ当事者家族のメンバーは、主に顧客支援や営業の立場で活躍しています。自らが持っている困り感や家族として直面している課題等を共有しながら、お客様と共通言語を持ってヒアリングや提案をすることができます。

社内のクリエイターがこれらの専門職や当事者家族と直接コミュニケーションを取ることで、今後も説得力のある製品の開発が行えると実感しています。

さらに、今年に入って新たにCFOも参画しました。フローを整理し、数字をまとめ、着実に仕事を進められるメンバーが増えてきたことも心強いですね。ここまで、想いと勢いだけで来たようなものなので。笑 それを下支えしてくれるメンバーの存在に、組織としての成長を感じます。

ー デジリハの社風について教えてください。

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みんなこだわりが強くて自分の意見を曲げないから面倒くさいですよー!笑
でも、それもこれも、社員一人ひとりがデジリハに懸けている想いが強い証拠だと思っています。

うちの社員は基本的に「いいやつ」ばかりなので関係性はとても良いです。それでもそれぞれ自分の仕事にプライドを持っている分、決して「迎合」はしない。そんなバランス感が好きですね。自分たちで考えて、自分たちの納得する仕事をすることのできるメンバーだと思います。

僕もCEOとしてまだまだですし、メンバーにも欠点がたくさんありますけど、お互いそれを認め合いながらできることを全力でやろうとする風土がある組織じゃないかなと思います。

ー 現在はどのような人材を求めていますか?

まずは営業職ですね。

これは、導入施設の方と同じ目線で話せる、理学療法士や作業療法士などのリハビリの専門職にお願いしたいと思っています。現在は僕もファーストコンタクトで現場に赴いているので、最初はそこに同行してもらう形になりますね。

また、デジリハの営業は「売ること」が仕事なのではなく、「現場と対話をしながらより良い導入の方法を考える」ことが必要なんです。そういった関係性を築くことに楽しさを感じてくれる人と出会いたいですね。

さらには全国各地で導入を進めているので、営業職には北海道から沖縄まで飛び回ってもらうことになります。日本中がテリトリーになるということのメリットを感じてくれる方だと嬉しいです!将来的には国外展開も考えているので、世界中を飛び回りたい人も大歓迎ですよ!

次に、開発の人材です。

ここまで、使用しているセンサーとの相性や安全性など、様々なことを考慮しながらアプリ制作を進めてきましたが、ここからはもっとアニメーション、エフェクトなどの演出面を強化していきたいと思っています。

デジリハのプレイヤーが、アプリを開いた瞬間にパッとその世界に引き込まれる。やればやるほど夢中になる。そういった心の底から湧き出る感情や意欲を引き出すのがエンターテインメント、つまり演出の力だと思っています。
デジリハは数多くあるエンタメの仕事の中でも、自分の技術を、必要としている子どもたちや高齢者の方のために明確に役立てられる仕事なので、そこにやりがいを感じてくれる方と一緒にやれたら嬉しいですね。

ー 最後に、株式会社デジリハで、社員とともにこれから実現したい世界について教えてください。

実現したいのは一貫して変わらず「生まれてから死ぬまで、自分の生き方を選択し続けられる世界」です。

どんな行動も「やらないといけないからやる」ではなく、「やりたいことをやる」という想いがベースにあったら少しずつ何かが変わっていくと思うんですよね。リハビリだってそう。生活のほんの一部の出来事が人生をぱっと開いていくきっかけになるかもしれない。そんな瞬間を見続けたいんです。

同じ景色を見たいという人は、ぜひ一緒に働きましょう!

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株式会社デジリハでは一緒に働く仲間を募集しています!

現在、デジリハでは、
①営業アシスタント
②3Dアニメーター・エフェクトデザイナーを募集しています。
要項をご確認の上、お気軽にご連絡ください!

【募集内容/要項】
①営業アシスタント
<業務内容>
・デジリハ導入検討施設への訪問及びニーズのヒアリング
・理学療法・作業療法等、リハビリの経験を活かしたデジリハ営業の実施
<必須要件>
・デジリハのビジョンに賛同できる方
・リハビリ専門職(理学療法士など)の資格及び業務経験をお持ちの方
<歓迎要件>
・法人営業の経験をお持ちの方
※意欲重視の採用です。未経験の方もお待ちしています
<勤務地>
・リモートワーク
・営業先への訪問(エリアは応相談)
<雇用形態>
・週5日の場合:正社員(勤務時間数によってパートの可能性有)
・週4日未満の場合:パート
・業務委託可、副業可
(3ヶ月間は正社員・パートいずれの場合も業務委託契約とする)
<勤務時間帯>
・10:00~19:00
※今後の決定事項によっては多少前後する可能性あり(応相談)
※フレックス可
<試用期間>
・正社員・パートともに1ヶ月
<給与>
・月給 応相談
※スキル・経験・勤務日数及び形態に応じて決定
<交通費>
・支給


②3Dアニメーター/エフェクトデザイナー
<業務内容>

・3Dモデルの制作及びリギング
・Unity内でのアニメーション、パーティクル等エフェクトの実装
<必須要件>
・アニメーション制作、3Dモデル制作の実務経験(2年)がある人
・デジリハのビジョンに賛同できる方
<歓迎要件>
・アニメーション制作、3Dモデル制作の実務経験(3年)がある人
・Unityで3Dモデル、アニメーション、パーティクル等のエフェクト実装の実務経験が2年以上ある人
<勤務地>
・リモートワーク
<雇用形態>
・業務委託
※パートタイム雇用も可
<勤務時間帯>
・応相談
<給与>
・月給 応相談
※スキル・経験・勤務日数及び形態に応じて決定
<交通費>
・支給

 <連絡先>
▼お問い合わせフォーム

https://www.digireha.com/contact/
メール
info@digireha.com(株式会社デジリハ 総務部)

▼デジリハ公式WEB
https://www.digireha.com/
▼Facebook
https://www.facebook.com/digireha.official
▼Instagram
https://www.instagram.com/digireha_official/
▼Twitter
https://mobile.twitter.com/DigiReha

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