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文学フリマに行ってきた

福岡で今日、『文学フリマ』なるものをやっていると知り、興味本位で寄ってみた。
個人出版らしいコピー本からオフセット印刷されたものまで揃っており、いまは行かなくなってしまったコミケ(と言っても福岡はコミックマーケットではなく『Comic City』)の空気を感じられて、懐かしくなるとともに嬉しくなった。

が、雰囲気は楽しめたものの本を購入するのはかなり難しかった。
正直に言いましょう、1冊も買えませんでした。

というのも『文学フリマ』に出展されている本の多くは文学のため、表紙を見て気に入った絵の本を読んで――という方法が使えない。
まずは中身を読んでみてから気になるものを探す必要がある。

これが初見の会場ではムリ。

なんせ見本誌だけでかなりの量があるんです(会場内はプライバシーに配慮すれば撮影ok)。

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並んでいる見本誌からはタイトル、著者名、値段くらいしかわからないため、どのような本なのかは実際に読まないとわからない。
ここにある見本誌を、全部、読む? マジで?
しかもブースに行くと見本誌だけではなく過去作も並んでいるから、読まなければいけない数は膨大なものになる。

『文学フリマ』、ぶっちゃけ初見攻略はかなり難しい。
事前にお目当ての作家さんの目星をつけ、それらの作家さんの新作を拾っていくのが流れとしてあるようです。

今回の『文学フリマ』は第5回のため、第6回の開催時には下調べをしてから参加したい。

ただ、できれば見本誌にミステリーや恋愛といったある程度のジャンル、ブースでは本ごとのあらすじが書いてあると初見プレイでも楽しめるだろうなと思った。
なかにはメモ欄に書いてあるものもあるので、「あらすじ」も項目として広まればいいなー。

という感想。

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