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『全国梅酒まつりinJR博多2023』で飲んで美味しかった梅酒まとめ

2023年4月7日、8日、9日に博多駅前広場で開催されている第一回『全国梅酒まつりin博多2023』に行ってきたので、飲んだなかで美味しかった梅酒を紹介する。

今回から(?)というか、少し前から梅酒まつりは“飲み放題”ではなく梅銭という専用コイン(その前はチケット)を使って試飲するかたちになっている。

1枚100円の梅銭。銀が1銭、金が2銭。銀色のお金で買っているのを横でみたおじいちゃんが1円を出して買おうとしてたのを見て和んだ。もちろん買えない。あのあとおじいちゃんはどうしたのだろうか……。

梅銭の価格は1銭あたり100円。1杯約16mlの試飲にはその梅銭が1~7枚いるというけっこう暴利な設定だ(定価1,212円の『チョーヤ梅酒』720mlの16mlは単純計算で約27円)。だからハズレを引くと悲しい気持ちになってしまう。

52枚分の梅銭を突っ込んできたなかで、美味しかったと思った梅酒たちがこれだ。


紫蘇酎(1銭)

偉そうなことを書いたが初手、梅酒ではない。これは紫蘇。だから紫蘇好きにはたまらない。

ほのかな甘さのあとに広がる紫蘇の香り。というか飲んだ瞬間から香る紫蘇。好きな味だ。

気に入ったので購入した。

北海道産ブランデー仕上げ梅酒(2銭)

ブランデーで仕上げた梅酒。飲んだあとにじんわりとブランデーの香りが広がり、梅酒なのに飲んだあとの味わいまで楽しめる。飲後感が良い、とでも言えばいいのかな?

ブランデー仕上げの梅酒ってだいたいこんな感じで、そのなかでの合格ラインの上を走ってるような感じ。

これも購入した。

ブランデー梅酒 庄屋善八(4銭)

さきほどの『北海道産ブランデー仕上げ梅酒』を軽々を超えてくる旨さのブランデー梅酒がこれ。2倍出すと味が2倍になるのではなく、2倍出して味が3~4倍になる。

ロックも入れずにちびちびと飲みたい味。この味を薄めちゃいけない。

家に帰ってゆっくり飲もうと思ったら初日ですでに売り切れになっていた。ぐぬぬ。。。

眠り姫 ア・ラ・フランセーズ(4銭)

甘みの強い梅酒。なのに飲みやすい。梅の香りが強いからというか、のどごしがまろやかだからなのか。

これも購入した。ラス1だった。あとで買おうと思ってた人、すまんな。

賀茂鶴 純米酒仕込 梅酒(2銭)

梅酒というより日本酒。いや、梅酒。梅酒なんだけど後から日本酒がやってくる。日本酒が好きな人が好きそうな梅酒と言えばいいのかな。

出羽桜 本格梅酒 純米吟醸酒仕込み(2銭)

『賀茂鶴 純米酒仕込 梅酒』より、さらに日本酒として美味しいのがこちら。梅酒の香りと日本酒の香り、どちらの良いところがちょうどよい塩梅で楽しめる。

これは購入した。

沢の鶴 古酒仕込み梅酒(2銭)

酒はなんでも熟成させるとうまい。だからこれもうまい。古酒は呑み口もそうだけど、何より飲んだあとの味わいが深くなるのが良い。

なんでこれ買わなかったんだ??? 売り切れてたかも???

初めての梅酒 20度(4銭)

さきに言っておくと人を選ぶ。喉が焼ける。そりゃそうだ、20度もある。

味は良いのだけど、会場ではロックで飲むということができないので、ストレートで飲む。焼ける。うん、うまい。

たださすがに200mlで2,339円は手が出なかった。それなら『庄屋善八』を買って帰りたい。会場ではその実力が出せてないお酒だったなぁ。

今村家の梅酒40(3銭)

『初めての梅酒 20度(と15度)』の隣にあるから40度かと思いきや、アルコール度数は14%。じゃあ何が40なのかというと、貯蔵年数。40年間貯蔵した焼酎がベースになっているらしい。まぎらわしい。置く場所もうちょっと考えて。

呑み口はまろやかで、なぜかはちみつの香りがする。はちみつは好きじゃないのだけど、このお酒はあくまでも香りだけであのねばりつくような甘ったるさがないのではちみつ嫌いでも美味しく感じる。

絶対40度あると思われてるから、並べる場所を少し離したほうがいい。もったいない。

美味しい梅酒を探す方法は?

会場にはまだまだいっぱい梅酒があるのだけど、さすがに全部は飲みきれない。お金が足りない。

昔のようにある程度高い金額で飲み放題だったら良かったのだけど、酔っぱらいが大勢生まれて迷惑行為をしまくっていたからしょうがないのかな。

で、飲める数が限られているなかでどうやって美味しい梅酒を探せば良いのかというと、テーブルに置いてある残り本数だ。

どの梅酒も基本、3本からスタートする(高いのは2本かも?)。そんな梅酒が残り1本となれば、それは美味しいと評判でみんなが飲んだお酒だ。だからだいたい美味しい。

あと、梅銭が必要な枚数が多いほど、やっぱり美味しい。1銭の梅酒でも美味しいものはあるけど、そのあとで2銭の梅酒を飲むと味わいも深みも香りも全然違う。

うまいものは、高いのだ。

コロナで全然行かなくなっちゃったけど、まだ酒蔵びらきに行こうかなぁ。やっぱ楽しいわ、お酒のお祭り。ただ移動が大変なんだよねぇ、酒蔵びらきって。田舎にあるからさ、酒蔵……。


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