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ビジネスには問題がつきものです。

問題解決力こそが社会人に一番求められる力といっても過言ではないでしょう。

では、問題解決のために一番重要な力はなんでしょう?

知識、ノウハウ、技術力、人脈・・・どれも必要です。

ただ、その前に絶対的に必要な力があります。

それは、問題を正しく認識し正しく設定する力です。

私たちは学生時代に長らく問題を解く訓練をしてきました。

ただし、何が本当に解くべき問題かを考えることはあまりしてきませんでした。

社会人になって初めて、

・そもそも何が問題なのか

という問題自体を自分たちで考えるという行為が発生します。

なぜ、正しく問題設定を行う力が大切なのかというと、問題設定を間違えるといくらがんばって問題を解決しても期待する成果が得られないからです。

では、問題設定を間違えないためにはどうすればよいでしょう。

1.問題を分解する

多くの問題は単一の事象から発生していることは稀です。複数の事象が絡み合って発生していることが多いです。ただ、発生している事象をそのままとらえるのではなく、構成している要素整理することから始める必要があります。

2.それぞれの真因を分析する

「なぜを5回繰り返せ」と言われたことはないでしょうか。なぜなぜ分析と呼ばれる手法で、根本原因を突き止めるための手法です。本来は5回である必要はないのですが、おおよそ5回もなぜを繰り返せば真因が見えてくるため、このように言われます。分解した要素について、それぞれの真因をつきとめましょう。

3.問題の解決方法を考える

真因をみつめたら、それを解決するべき項目(課題)を設定します。それが分かれば解決策は自然と見えてきます。ゴールは間近です。

4.問題が発生した時以外の状況を考える

この観点がかなり重要で、以外と抜け落ちている点です。問題は主にイレギュラーな状況で発生します。その問題を考えているとレギュラーな時の状況がすっぽり抜けてしまったりします。ベテラン社員の方でもすごく有能な方でもこの現象はおきます。問題を考えていると、その状況が100%の様に思えてくるようです。1つのシチュエーションを考えるときは、必ずそれ以外の状況をセットで考える必要があります。そうしないと問題は解決したけど、他に悪影響が出てしまった・・・といったことになりかねません。


デジタル化を進めるにあたっては、ビジネスの問題点を明確にする必要があります。問題設定に悩んでいる方はぜひ参考にして頂ければ幸いです。自社でうまくいかない場合は、客観的に見れる外部の力を借りるのも一つの選択肢でしょう。





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