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クッキーと聞くと、皆さんが真っ先に思い浮かぶのは

食べる方のクッキーではないでしょうか。


IT業界だとクッキーと言われて真っ先に思い浮かべるのは、

WEBの仕組みとして使われるCookieです。

マイナビニュースに「日本人の約9割が理解できていない」

と危機を煽る様な記事がありました。

この記事だけだと、知らないとなぜ問題なのか分からないので補足しておきます。

影響が大きいのは事業者側

今年の4月に施行される改正個人情報保護法では、新たに「個人関連情報」のカテゴリーが作られました。Cookie情報が「個人関連情報」に当たると考えられ、これを取得した第三者が個人を特定して利用することが想定される場合、あらかじめ本人の同意が得られているかどうかの確認が必要になります。つまり、ユーザーの同意を得られていないCookie情報は利用できなくなります。
最近、事業者のサイトなどを開くと、やたらとCookieの取得許可を聞かれることに気づいていましたか?
あまり気にせず、「OK!」と閉じている人も多いのではないでしょうか。


トラッキング広告に影響

ネットを見ていると、自分が過去に検索したものに近い情報が広告として表示されて、「なんでこの広告は私のことを知っているの?」と気持ち悪いと思った経験はないでしょうか。
リステリング広告と言いますが、検索情報などの情報がCookieに含まれており、それを使って関連した広告を表示しています。
※正確には、ファーストパーティーCookieとサードパーティCookieとあり、扱いが異なりますが、省略します。


個人での注意点

個人で利用する上でCookieで気を付けることは、
ネットカフェの様に複数で利用するPC等で個人情報やカードなど
セキュアな情報は扱わない方が安心でしょう。


ただ、スマホが普及した現状ではあまりないかもしれないし、
ブラウザの設定で終了時に削除する様にできるので、セキュリティ意識の高い店舗や施設では設定されているかも知れない。


いち業界のいちテクノロジーを全員知っておこうというのは無理があるが、
ちょっとニュースになっている時などに知らべておくと、
利用者としてのITリテラシが上がるかもしれません。

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