見出し画像

5つの目は1つより優れている?5つの目は、ときに混乱。

米国のCNNは2023年09月26日に、ブリティッシュコロンビア(British Columbia)州でのシーク教徒活動家とカナダ国民の暗殺を巡るカナダとインドの対立で陰謀はさらに濃くなっている。

駐オタワ米国大使デビッド・コーエン(David Cohen, the US ambassador to Ottawa)は先週末、カナダのジャスティン・トルドー首相(Canadian Prime Minister Justin Trudeau)がインドが殺害に関与したと非難するきっかけとなったのは西側同盟国の「ファイブ・アイズ(Five Eyes)」からの情報だったと明らかにした。

「ファイブ・アイズ」は、米国、イギリス、ニュージーランド、オーストラリア、カナダを含む英語圏諸国による情報共有協定。

しかし、コーエンは、6月に銃撃されたハーディープ・シン・ニジャル(Hardeep Singh Nijjar)殺害に関する情報がワシントンから来たものであることを認めなかった。

つまり、根源である「ワシントンから来た」ということを米国が認めていないので、「ファイブ・アイズ」説は、消える。

インドはカナダの主張をばかげていると非難しているが、外交上の影響は双方向の対立から、ニューデリーを対中国の統一戦線に引き込もうとするジョー・バイデン米大統領(US President Joe Biden)の取り組みにとって大きな地政学的な複雑さへと膨れ上がる恐れがある。

インドが関与していたことが判明すれば、米国は広大な国境とUS$数十億規模の貿易関係を共有する古くからの友人の一国と、外交政策にとってますます重要性を増している台頭する大国インドとの間で板挟みになるだろう。

米国の友情と同盟に意味があるためには、バイデン大統領が公の立場をとらなければならないだろうし、カナダ本土でのカナダ国民の暗殺は容認できない主権侵害となるだろう。

しかし、米国は事あるごとにインドのナレンドラ・モディ首相(Indian Prime Minister Narendra Modi)を支持する習慣があり、モディ首相のヒンズー教国家主義政府(Modi’s Hindu nationalist government)が人権と表現の自由を侵食し、宗派主義を促進し、離散インド人に圧力をかけているという懸念についてあまり公言していない。

米国のカマラ・ハリス副大統領(Kamala Harris, Vice President of the United States)は、インド系である。

トルドー首相の主張に対する米国の一見控えめな反応に対する批判を受け、コーエンがカナダのCTVに出演した。

米国がこの主張についてインドに懸念を表明したと述べ、「もしそれらが真実であると証明されれば、それはルールに基づく国際秩序に対する潜在的に非常に重大な違反となる。(If they prove to be true, it is a potentially a very serious breach of the rules-based international order.)」と付け加えた。

インドは、インドのパンジャーブ州の一部を含むカリスタン(Khalistan)として知られる故郷の創設を目的としたシーク教徒分離主義過激主義に対抗しなかったとしてカナダを非難している。

あの地域は、複雑な地域で、インド政府も困っている。

ニューデリーが殺害に関与していたことが判明した場合、この問題はインドだけに当てはまるわけではない。
サウジアラビアとの関係で再び騒動が勃発しようとしている。
米国政府はサウジとイスラエルの国交正常化を仲介したいと考えており、それによってバイデン大統領がサウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子(Saudi Crown Prince Mohammed bin Salman)と相互防衛協定に署名する可能性もある。同氏はかつて米国の指導者がのけ者とみなされていた。

それがを妨害しようとするカナダを始めとした、一部の目的かもしれない。

しかし、世界平和のためには、カナダがウクライナ支援を撤回し、戦争を終わらせ、世界をかき回さないで、トルドー首相は口を塞ぐべきである。

全ては、終結!

2023年09月25日---ゼレンスキー大統領は、国連の組織を知らないで、国連安全保障理事会に初めて出席。
2023年09月22日---カナダは戦争拡大支援の大統領。インドの首相とは相容れない。
2023年09月22日---ゼレンスキー大統領、ウクライナ戦争を終わらせる方法を提言。
2023年09月22日---ゼレンスキー大統領、「支援なければ敗北」と米共和幹部に直訴。
2023年09月20日---混沌とした世界で、人々は内なる平和を見つけることができるか?
2023年09月19日---ヴァンクーヴァー殺人事件。
2023年09月17日---NATO長官ストルテンベルグ、「我々はウクライナでの長期戦争に備える必要がある。」
2023年09月13日---世界の新しい武器商人。ドローン、戦闘機、戦車を安く買える場所。
2023年09月05日---アメリカに嫌われた者同士が、手を組んだらどうなるか?
2023年08月28日---世界経済の分断がもたらす高いコスト。
2023年08月25日---ウクライナ戦争が続けば、 バイデン大統領支持率が高いという危険な結果。
2023年08月25日---米国やEU、イギリス、NATO、日本がいない巨大組織誕生。
2023年05月28日---ウクライナ当局、クリミア大橋爆発へのテロ関与認めた。
2022年09月06日---エネルギー源の輸出入で、中国とヨーロッパがロシアの軍資金を満たす方法。
2022年03月07日---ロシアによるウクライナ侵攻で、バイデンが仕掛けたアメリカだけが儲かる戦争ビジネス。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?