太平洋沿岸で発生している赤潮で、北海道のウニ、サケ大量死!

画像1

朝日、日経、毎日などが一斉に2012年10月21日に、北海道南東部の太平洋沿岸で広範囲に発生した赤潮が原因とみられる漁業被害の被害額は、2012年10月18日時点で、根室、釧路、十勝、日高の4地方で計76億円に達したことを明らかにしたと報告した。

画像3

内訳はエゾバフンウニが68億円、秋サケが5500万円で、サクラマスやブリ、クロソイなどその他の魚種の被害も7億円に及んでいるという。

https://time-az.com/main/detail/75449

えりも町のえりも漁協は、2012年09月20日ごろから大量のエゾバフンウニが死んで打ち上げられたり、定置網で秋サケが死んでいたりするのを確認した。その2日後からは、豊頃町(とよころちょう)の大津漁港を中心に、十勝地方の太平洋沿岸でも被害が確認された。大津漁協によると、2012年09月22日ごろから定置網にかかったサケが死んでいるのが見つかるようになったと話している。

2012年10月18日に開催した対策会議で、被害を受けた漁協への聞き取り調査を集計した結果を公表した。

道東沿岸を中心に被害は、これまでの調査では46億円を超える被害が報告されていたが、さらに30億円上回り、北海道では過去例のない深刻な状況が明らかになり、被害額は計約76億円という。北海道では過去例のない深刻な状況が明らかになった。サケ約2万1300匹、ウニ約2300トンに上る。ツブ貝やブリなどにも被害があり、最も深刻な釧路管内の被害額はサケとウニを合わせて37億円で、根室管内も23億円。赤潮の発生原因となるプランクトンの発生状況についても報告した。

北海道立総合研究機構の水産研究本部は「(低水温でも増殖する)カレニア・セリフォルミス(Karenia selliformis)を中心として形成された赤潮が漁業被害を誘発した。」と推定した。

画像2

カレニア・セリフォルミスは、ニュージーランドで最初に発見され、非常に有毒なジムノジミン(gymnodimine)を生成する渦鞭毛藻類であるカレニア(arenia)属の種である。
ジムノジミンは、貝中毒の原因となるニコチン性アセチルコリン受容体(nicotinic acetylcholine receptor)遮断フィコトキシン(phycotoxin)である。

国外の海域で原因プランクトンが増殖して北海道沿岸に流れてきた可能性や、国外の海域から流れてきたプランクトンが道東部で増殖した可能性を挙げた。

さらに具体的に、ロシアから南下した可能性も指摘している。

土屋俊亮副知事は「太平洋沿岸で発生している赤潮の漁業被害は今まで北海道で経験がない。全庁一丸となって対策に取り組む。」と強調した。

北海道は原因究明や被害状況の把握に努め、漁業者の種苗放流に対する支援を国に要請する構えだという。

北海道大学の研究グループは、「カレニア・セリフォルミス」を中心として形成された赤潮を引き起こす植物プランクトンがロシア方面から親潮(千島海流)に乗って南下してきた可能性を示す分析結果を発表し、2021年09月中旬~10月にプランクトンが増殖し、沿岸に沿って南下したことが明らかにした。

「カレニア・セリフォルミス」という魚介類に有害なプランクトンを含む赤潮の確認は日本で初めてだという。

長期化の恐れもあるという。

分析したのは、北海道大学水産学部の飯田高大助教(衛星海洋学)と、北海道大大学院水産科学研究院の芳村毅准教授(海洋化学)らの研究グループで、2021年10月05~13日に、水産学部付属練習船うしお丸で北海道東部の厚岸町の厚岸湾沖合を調査した。

帯状の赤潮を観測し、沖合2~20kmの約30カ所で塩分濃度、水温、流れの向きなどを測定した。

その結果、塩分濃度や水温から親潮の特徴を示すことがわかった。親潮はロシアから千島列島に沿って南下し、北海道から東北沖に達する寒流で、東シナ海を北上して日本の南岸を沿って流れる黒潮に比べて、塩分濃度や水温が低いことを確認している。

北海道は2012年10月21日にも対策会議を開き、原因の究明などを協議した。

この対策会議は、太平洋沿岸地域で発生した赤潮が原因とみられる甚大な漁業被害を受け開催されたもので、北海道の水産林務部をはじめ、日高や釧路などの振興局長が集まり、原因究明や漁業者の支援策などが話し合われた。

北海道によると、「カレニア・セリフォルミス」以外にも少なくとも4種類の有害プランクトンが確認されていて、水温が高く塩分が低めの所で赤潮が発生しているという。

すでにウニやサケなどの価格が高騰するなど影響が出ていて、北海道では引き続き被害状況の調査と原因究明にあたりたいとしている。

海洋衛星画像の解析を世界で最初に実施したのは、日本で最初にリモートセンシングを研究し始めた田中總太郎で、彼が黒潮、親潮の衛星画像を公開し、NASAが驚いた歴史があり、彼はチェルノブイリ原発事故でも日本で最初に解析した実績がある。
田中總太郎は独特で、天才的なアイディアマンで、それまでにわからなかった新しい解析方法を見つけてきている。

彼に相談すると、新しい解決方法が見つかるかもしれない。

わたしの個人的な親友でもあるので、相談したらどうだろう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?