バイデン、レストラン経営者に「従業員の給料を上げないと雇用に困る」と語る。

米国の新聞「ニューヨークポスト(New York Post)」は2021年07月21日に、バイデン大統領は、2021年07月21日水曜日の夜、オハイオ州のタウンホールでレストラン経営者に、連邦政府による失業手当の拡大がなくなるまでの数ヶ月間、新しい従業員を雇うのに苦労するだろう、もっと給料を払わなければ、と語った。

共和党員であるジョン・ランニ(John Lanni, a Republican)と名乗るレストラン経営者は、シンシナティで行われたCNNのイベントでバイデンに質問した。「当社は、オハイオ州と全米で何百人もの勤勉な従業員を雇用しており、日々、さらなる雇用を目指しています。あなたとバイデン政権は、まだ仕事に復帰していない人たちにどのようなインセンティブを与えるつもりですか？今は雇用が最優先です」。

「2つある。」とバイデンは答えた。「1つ目は、気づいていると思いますが、私たちはあなた方をオープンにしておきました。ウェイターやウェイトレスとして働いていた多くの人々が、より高い賃金で仕事ができる他の機会があるため、これ以上仕事をしたくないと決断しました。レストランで働かないことと、工場で働かないことの間には、あまり大きな違いはありません。だから、人々は機会を変え、自分のやっていることを変えようとしているんだ。」

「しかし、冗談はさておき、これは本当に、人々が他のことをする機会があると判断し、従業員が不足しているということだと思います。」と大統領は続けた。

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「そして、従業員が不足しているのです。「人々は、より多くのお金を稼ぎたいと思っていますし、駆け引きをしたいと思っています。」

CNNの司会者でタウンホールのモデレーターであるドン・レモン(Don Lemon)は、その後、バイデンに質問を投げかけました。「ジョンは人を雇いたいと思っている。彼は国内に39のレストランを持っています。彼を助けるために何かできることはありませんか？つまり、彼は人を雇わなければならないのです。」

「まず第一に、ジョンや他のジョンズを助けるために私たちがしたことは、何十億ドルもの資金を提供して、レストランが営業できるようにしたことです。ジョンがビジネスを続けられるよう、皆さんが貢献してくれたのです。他の産業にしたように、私たちもそうすべきでした。」

「しかし、第二に、ジョン、あなたはすでにそれを払っているかもしれませんが、私が思うに、時給US$7〜8にチップを加えた金額を払っている人たちは、今、時給US$15以上を見つけようとしているのではないでしょうか。」

今年に入ってからの失業率が6%前後で推移しているのは、連邦政府の給付金の拡大が原因とされています。現在、失業者は週平均US$338の州の失業手当に加えて、9月6日まで連邦政府の給付金が週US$300追加されている。

連邦政府と州政府の失業手当を合わせた週平均US$638は、週40時間勤務の従業員の時給US$15.95に相当する。25州の知事(いずれも共和党)は、US$300ドルの失業手当の追加を拒否することで、労働力不足の解消を図っている。

バイデンは、高止まりしている失業率に対して、失業給付の拡大はほとんど影響していないと主張してきたが、水曜日の夜、その立場を改めて強調した。

彼は、「失業率に深刻な影響を与えたという証拠はない」と述べた。
「しかし、あなたは議論することができます。それがあったと仮定しましょう。それは終わりつつある。だから、もしそれが終わりであれば、ジョンが何の問題もないことがわかるという状況ではありません。しかし、私が思うに、皆さんに起こっていることは、もし、あなたの家族の給料がUS$15以下であっても、良いレストランがあれば、チップが良く支払われ、人々は給料以上のものを稼いでいるということです。」とバイデンは答えた。

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