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本気で書籍出版の未来を考えています。

本記事は、株式会社金風舎が発行する「次世代の教科書」メールマガジンを転載しています。メルマガ購読はこちらから!

次世代の教科書」は、本の企画制作会社のデジカル出版社の金風舎が共同で手掛ける出版事業ならびに商品・サービスの総称です。


本気で書籍出版の未来を考えています。


プロジェクトを推進しているデジカルでは、出版のデジタル化で新たな読書体験を創造することを目的として、「本をつくる未来を創る」という方針を掲げています。「本をつくる未来」を創るということは、あたらしい出版の仕組みをつくるということです。

そこで「次世代の教科書」編集部では、あたらしい仕組みの構築に本気で取り組んでいく姿勢を示すためにも、様々な領域で「本気の追求」をしている人を探し出して、新しい書籍出版の仕組みで送り出していこうと考えています。

社会のため、自分のため、単純に面白いから。追求する対象や理由は様々ですが、私達はその「本気の追求」をしている方々の熱意や実践の中に、たくさんの学びや発見があると考えています。それは今すぐ役立つかもしれないし、人生を通じてじわじわと学びになるものかもしれません。ただ確実に言えるのは、だれかの本気に触れる経験は、火花が出るほどおもしろいということです。 そして、この読書体験のつみかさねこそが、私たちの未来を支える「教養」になるに違いありません。

「本気の追求」から生まれた教養を本にしてより多くの人にとどける。そのゴールには、「次世代の教科書」という名が表すように、出版の未来をより楽しく明るく変えていきたいという思いがあります。デジタルを活用した柔軟な出版の仕組みをつくることで、質の高い本を継続的に出版し、読み手にも書き手にも価値のあるサービスづくりを実現します。

既刊本紹介

暮田真名『うわの空のすすめ 自分が見つからない人のための現代川柳案内』

未来はきっと火がついたプリクラ

暮田真名川柳句集『ふりょの星』抄録部分より抜粋

「未来はきっと火がついたプリクラ」……この川柳に、いったいどんな意味が込められているのでしょうか。著者は何を思って、「未来」「火」「プリクラ」といったワードを選んだのでしょうか。……といった具合に、私たちはつい「作者の意図」や「伝えたいこと」を考えてしまいます。しかし、そんなものは無くても構わないのかもしれません。

今回紹介する『うわの空のすすめ 自分が見つからない人のための現代川柳案内』の著者、暮田真名さんは川柳人です。これまでに第一句集『補遺』(私家版)、第二句集『ぺら』(私家版)、川柳句集『ふりょの星』(左右社)を出版されている他、ゆにここカルチャースクール、NHK文化センター青山教室等で講師としても活動されています。

暮田さんが川柳を始めたのは大学に入ってからです。「季語」や「五七五七七」といったルールのある俳句や短歌とは違い、川柳には「言葉さえあればいい」という自由さがあると暮田さんは言います。曰く、川柳は文学の一つでありながら「作者が語りたいこと」がなくても書ける。そして、それが川柳の魅力なのだと。だからこそ、たとえ「自分には書きたいことが何もない」と考えている人でも、使いたい言葉さえあれば詠むことができるし、疲れて小説が読めない人でも、言葉の魅力を楽しむことができるのが川柳なのだそうです。

最近はとかく自分の思考や感情を言葉で表現することが評価されがちですが、そのことに苦手意識を持っている人に川柳をおすすめしてみたいです。

「第2章 「自分」を、手放してみる」より抜粋

誰でも自分の言葉で発信することができる現代、暮田さんの言うとおり川柳を詠んでみると良いのかもしれません。

「次世代の教科書」シリーズ

過去の枠組みに囚われず、「当たり前」を新しく刷新していくことが求められています。そのために、情報が豊富に入手できる現代だからこそ、読書を通じて一つのテーマに深く取り組み、新しい視点を得る時間が重要になってくるでしょう。「次世代の教科書」が提供するのは、そうした「当たり前」を変える契機となるような読書体験です。

サービスサイト紹介

🌟 「問い」から始める講義ノート集「次世代の教科書」 🌟

https://jisedai-textbook.com/

「次世代の教科書」のデジタルライブラリーサービスです。
ウェブブラウザ上で手軽にアクセスでき、サブスクリプションへの加入と会員登録をすることで、隔月で追加される豊富で実践的な知識にいつでも触れることができます。充実した無料試し読みも用意されており、気になる本は単体で購入することも可能です。

専用アプリのダウンロードなどは一切不要です。ネット環境さえあれば、通勤・通学などの隙間時間にストレスなく面白く価値のある文章を手軽に楽しむことができます。

「次世代の教科書」は、読書体験にとどまらず、読者が主体的に「問い」に向き合う力を育むことを重視しています。各本には編集部が提起した魅力的な「問い」が書影として提示され、学びの深化が期待できます。

新刊情報やnote記事の更新は、メルマガや公式LINEを通じて手軽に入手できます。未来を切り拓く学びの先に、「次世代の教科書」が待っています。

サービスの詳しい解説はこちらから!


編集後記

最近、「次世代の教科書」では学生スタッフが本格的に動き始めています。積極的に著者とコンタクトを取り、企画を提案し……学生スタッフの多様性が「次世代の教科書」というプロジェクトそのものの多様性を広げていくのだな、といったことを実感してばかりです。「この業界にはこんな領域があるのか」「この分野にはこんな取り組みをしている人がいるのか」といった発見や驚きがあり、「この人たち(学生スタッフ)は、どこでこんな情報を見つけてくるのだろう……?」と、いつも不思議に思っています。来年から、学生スタッフ発案の企画も徐々に形にしていけるはずですので、どうぞご期待ください。

(「次世代の教科書」編集部 小阿瀬)

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