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日常の食生活は将来の健康貯金

独身の頃、一緒に仕事をさせて頂いていた先輩方に久しぶりにお会いする機会がありました

それぞれ各方面で活躍されている管理栄養士の先輩方で、急性期から福祉、透析専門と、皆さん現役でご活躍でした

専門分野はそれぞれ異なるのに、強く共感できる内容があったのでご紹介したいと思います

透析専門で栄養指導をされている先輩が
「透析が必要になる手前の腎臓病患者に栄養指導をする時、定型文のように同じことしか言っていない気がする」
というのです
話しを詳しく聞くと
「腎臓病食は高エネルギー・低たんぱくが鉄則だけど、在宅患者はそこまでたどり着けない」
「脂質、炭水化物の過剰摂取が目立つため、まず基本的な食事の指導が必要」
だというのです

これは一般の方々に指導している私も感じていた内容です
栄養が極端に偏り過ぎていて、まずは適正なごはんの量と、食材の種類を増やす指導が多いと感じていました

さらに、このnoteの記事もそうなのですが、どのカテゴリーで掘り下げても、たどり着く先は「バランスの良い食事」なのです

腎臓病の原因は様々ですが、糖尿病の合併症として糖尿性腎症となり、透析導入となるケースが急増しています

どちらの疾患も日本人の成人において、腎臓病患者は8人に1人、糖尿病患者は6人に1人とも言われているくらい患者数が多い疾患です

糖尿病は「生活習慣病」と言われるだけあって、長年続けてきた生活習慣によりリスクが高まる疾患です

目先のお金をケチって、脂質や炭水化物に偏った食事を続け、結果的に糖尿病となり、歳をとって医療費が嵩み、薬漬けになり、美味しいものが自由に食べられず身体が自由にならなくなるなんてもったいないと思いませんか?

当たり前の食生活をするだけで良いのです
その「当たり前」がわからないのであれば、手遅れになる前にその道の専門に指導を仰ぎましょう

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