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サプリメントに頼らなくても発酵食品を食べていれば良いんじゃないかとさえ思ってしまう

「発酵食品」聞くからにして身体に良さそうですよね
では、どのように身体によいとされているのでしょうか

発酵とは、自然界に存在する微生物が物質を分解し、元とは異なった成分を生み出すことを指します
また、人間にとって有益であれば「発酵」有害であれば「腐敗」となります
そう、仕組みは同じでも、人間にとって有りか無しかで呼び名が変わっているのです

では、発酵食品を摂取することで人体にどのような有益な事が起こるのでしょうか
それは発酵食品の種類にもよりますが、例えば「枯草菌」という稲わらに多く存在する菌を用いて製造される「納豆」であれば、発酵の過程で「ナットウキナーゼ」というたんぱく質分解酵素が生成されます
このナットウキナーゼは血中の血栓を溶かして血液をサラサラにしてくれる働きがあります
過去の災害時によく耳にした「エコノミー症候群」の予防にも良いとされていますね
納豆は朝食に食べることが多いかもしれませが、血液は夜から朝にかけて固まりやすいそうなので、血栓を溶かすことを目的とするならば朝よりも夜に食べた方が有効のようです

他にも、麹菌を使用している醤油や味噌には抗酸化作用
ヨーグルトや漬物の乳酸菌には腸内環境の改善
ビタミンB群が増加する発酵であるぬか漬けや甘酒などは疲労回復
等が知られています

また、生成される成分による効果だけでなく、菌そのものが腸まで届き、有益な働きをしてくれることもありますし、強酸である胃酸によって死んでしまった死菌と呼ばれる状態であっても腸内環境で役立ってくれるケースもあります

但し、生きたまま腸まで届いても腸内に居座ることはできません
環境改善してくれながら、最終的には排泄されてしまいます
ですので、一日の食事の中で意識して継続的に摂取する必要があります

特に抗生物質を内服した後は、善玉菌も悪玉菌も全滅してしまうので、発酵食品を意識的に摂取して環境改善する必要があります

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