野菜は質より〇〇【オーガニックという響き】

栄養価が高く、
身体に良いイメージの大きい
オーガニック野菜。

私もちょっとお高いスーパーで
普通の2倍から3倍の値段する
野菜たちを見て、

モデルさんや
ブルジョワの方々は
毎日こういう質の高い食品を
食べているのかな…

と横目で見ていました笑

しかし、こういった
オーガニック食材に関して、
実はちょっと驚くべき
研究結果が出ているんです。

2010年 American Journal
of clinical Nutritionの報告によると、

オーガニックで健康と関連があると報告
されている研究は、

「オーガニック乳製品の使用によって
乳幼児の湿疹の発症リスクが低下した」
という報告のみ。

それ以外で健康や栄養面での有用性は
研究で示されなかったんです😂

また、栄養分析をした結果でも
栄養に関する大きな違いは確認できず、

農薬に関しても長期的にみて
健康的なメリットは少なかったんです。

（そもそも農薬は
　身体に害が出ない十分な
　基準を満たした食品しか
　市場に出回らないようになっているので、

　大きな違いが得られづらいんですよね。）

つまり、今出ている
最新の研究をまとめると、

オーガニック食品も
一般食品も大きく変わらない
という結論なんです。

なので私は、野菜に関しては
質にこだわるのではなく、
先ずは量にこだわるべきだと思います。

厚生労働省では、
野菜は1日360g摂ることが
推奨されており、

800gまでは健康的な
メリットが得られると言われています。

対して、日本人女性の
平均的な野菜摂取量は273.3gと
100g近く足りていません。
（平成30年「国民健康・栄養調査」より）

質にこだわる心もステキ。
でも、それは十分な野菜量を
確保できている方が気にするべき
第2のステージかなって思います。

野菜はダイエットだけでなく、
健康面、美容面でも
メリットの大きな食品。

あなたも、毎日の食事に
先ずは1品野菜の副菜を
増やすところから始めて、

毎日の野菜の摂取量を
増やしていってくださいね✨

それでは、また。

管理栄養士mou