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022. 長い目で見て、いかにしてダイエットプログラムを続けていくのか?

 2013年にJAMAという有名な医学雑誌の中で、「ダイエット論争に終止符を(A Call for an End to the Diet Debates)」という記事が書かれていて、そこには次のように言われています。

 「食事による体重減少について、どの食事が良いのか、なかなか一貫性のあるデータが出ていないが、この議論に終止符を打つ時が来た。どんな食事内容が良いか、よりもいかにそのダイエットプログラムを継続するか、目標を達成できるかが重要である。我々はいかにして、生活習慣を変えることができるか、を考えなければならない。」

 つまり、ダイエットの方法はどんな方法でも構わないので、いかにそれを続けていけるか、ということが重要だということです。

 世にあるいくつものダイエット方法の中で、糖質制限ダイエットはこれまで繰り返してきた通り、炭水化物をたんぱく質や脂質に置き換えることによって、カロリーを維持しているために、空腹による苦痛が少なく、またとても分かりやすいので、長く継続していくのにお薦めできます。

炭水化物の代わりに置き換える食材

 ひとつだけ注意点は、炭水化物を置き換えるものとして、あまりに不健康にばかり置き換えてしまっていては、たとえ体重を減らすことができても、不健康になってしまうかもしれません。

 健康的な食材については、多くの情報がでていますが、最初に述べた通り、自分の生活に取り入れやすいものにして、とにかく長く継続していくことが重要です。

 とても分かりやすく言うと、私自身が気を付けているのは以下のような事でしょうか。

・肉か魚かを選択できるなら、魚を選ぶ。
・動物性たんぱく質・脂質を過剰に摂るのではなく、植物由来のたんぱく質・脂質(豆類、ナッツ、ごまなど)も摂るようにする。
・食物繊維を多く含む野菜を摂取して腸内細菌を整える。
・発酵食品(ヨーグルト、納豆、みそ汁、漬物、チーズなど)を摂取して、腸内細菌を整える。
・トランス脂肪酸を含むマーガリンを使用したお菓子は可能な限り避ける。

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たまには甘いものだっていいじゃないか(家族の誕生日のケーキなど)

 この話の初めの方で、ケーキはダメとは言いませんでした。

 もちろんケーキは、糖質を多く含んでいて、決して糖質制限ダイエットで推奨されるものではありません。ですが、皆さんはケーキを食べる頻度は、年に何回ありますか?

 我が家には娘が二人いるのですが、誕生日が偶然にも私と2日違い、4日違いであり、1週間のうちに3回も誕生日を迎えます。

 始めのうち、その意味するところが分かっておらず、私の誕生日の日にケーキを購入、2日後に次女の誕生日にもケーキを購入したところ、その2日後の長女の誕生日の日には、もうケーキに飽き飽きして長女を含めてだれもケーキを食べたいという気持ちになりませんでした。

 もちろん、毎日でもケーキを食べたいという人もいるかもしれませんが、多くの人が同じように考えるのではないでしょうか?

 私自身、もともと甘いものが大好きですし、家族もケーキは大好きなので、年に5から10回くらいはケーキを食べていると思いますが、維持期には全く気にせず皆でケーキを楽しんでいます。

 「今ダイエット中なので…」といって、職場の同僚や家族で買ってきたケーキを食べないでいるのは、本人にとっても苦痛でしょうし、周りの方にとっても気を遣わせてしまうかもしれません。

 糖質を制限した生活を可能な限り長く継続していくためにも、たまにしか食べないケーキはみんなで一緒に食べたらいいと思っています。

 ケーキではなくても、近所の行列のできるラーメン屋さんが、偶然にもほとんど並ばずに入れる!という幸運に恵まれたなら、たまにはラーメンだって食べます!!

 もちろん、自分で決めたルールとして、ケーキを食べるなら、食事時に糖質の少ないものを選ぶか、その日は少しウォーキングしよう、などとしています。

 ただし、何度も言いますが、それでもジュースは飲まない方がいいです。!!ケーキは毎日食べられないでしょうが、ジュースは毎日飲んでも全く困らないでしょうから。


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