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断食っていいの?悪いの?


私のサロンには、便秘のお悩みとともに、ダイエット目的のお客さまが多くいらっしゃいます。

カウンセリングの中で今までにどんなことをされているかお伺いすると、最近は、”オートファジーダイエット”をされている方が多いです。

オートファジーダイエットとは、一般的な認識では
16時間断食で、断食以外の8時間はなんでも食べてよしとするダイエットです。


でも、やってみたけれど、あまり痩せない・・・と悩んでいたり、中にはやってみて、低血糖状態になりドクターストップがかかった方もいらっしゃいます。


ネットで調べても、オートファジーダイエットは全般的に高評価が多く、やみくもにいいはず!!としてしまうのが事実。

私は医者でないので、お客さまの症状を診ることはないのですが、それでもお客さまのお腹に寄り添うなかで感じる共通点が多くあります。

今回はその共通点とともに、腸セラピストとしての見解をお伝えしたいとおもいます。

断食をされている方の傾向

生活習慣や状況は人それぞれですし、
それによってもかわります。

あくまで傾向ですが
お通じの状態をお伺いすると

  • 便の形はコロコロからやや硬い便

  • 量が少ない

  • 残便感がある

こういった方が多く、

おなかにふれたときの状態としては

  • ハリがある

  • 筋肉量が少ない

  • 冷えている

と感じます。


またお話を聞いていると、
痩せないお悩みのほか、
つかれやすくなったと感じている方も多いです。

身体では何が起きている?

その状況からこんなことが考えられます。

  • エネルギー不足で、筋肉が落ち、いきみづらくなっている

  • 何も食べていない状態から急に食べものを口にすることで、血糖値が乱高下し、つかれやすくなる

  • 急に血圧が上がることで筋肉が硬くなる

  • 食べる量がすくないことで、うんちの量も少ない

  • 血圧の変化により、自律神経が乱れている

筋肉量がおちると、一時的に体重がおちたとしても、長期的には代謝が下がりやせにくくなります。

結論、断食しないべきなの?!

私自身、断食してダイエットした経験もありますし、それなりに効果を感じることも多く、実は断食断固反対!の立場でもないのです。

特に年末年始、
いつもと違うものを食べ過ぎてしまう時にリセットする意味で、断食はお腹に対してもよい働きをすることがあります。

そんな私がなぜこの記事をだしたかというと、

「 ダイエットに万能な方法は存在しない! 」


と知って欲しかったから。


そのときの状態、自分の変化に気づきながら、自分の体質やライフスタイルに合ったものをみつけること

それが理想の食生活です。

私の学びの師匠にも、

食事については正解を求める方が多いので
困ってしまいますが、

その食生活をはじめた(もしくはやめた)ときに

自分の体調はどのように変化しましたか?(感じましたか?)

とよくいわれています。

断食する場合の注意点

なるほど!わかりました!
では自分の身体と向き合いながら
断食ダイエットをしたい!

そんな方への注意点をお伝えします。

  • 朝食を抜かないこと。
    食べることで大腸にスイッチがはいり排便を促します。排便のリズムをつくるためにも朝食は大事。
    特にオートファジーをされている方は、夕食が遅くなると朝ごはんを抜きがちなので注意。

  • 食事は温かいものから。
    人は食事から多くの熱を取り入れていますので、とらないと体温が低くなります。
    食事のはじめは野菜たっぷりのお味噌汁やスープがおすすめ。

最初から情報にふりまわされたり、

これは正しいはず!間違っていない!

と思い込むのは危険。

自分の身体の変化に向き合いながら、

あなたらしい自分にあった食事法を探していきましょう!

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