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#68 査定は慈善事業ではない

オリオンビール、サブスク初めてたの知りませんでした。

毎月5,500円でオリオンビールとかWATTAとか送ってくれるだけじゃなくて、オリオン限定のグラスとかなんか特典も色々ついてるんですって!

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いいなーオリオンビール、いいなー沖縄いきたいなー、沖縄でリモートワークしてみたい。



さて、ビールとは全く関係ないですが、不動産の一括査定サイトについて。


不動産を所有していないと使う機会がないと思いますが、家の売却をしようと考える人が使うサービスです。

1社ずつ個別に連絡をするのが手間なので、1つのサイトに物件登録をすると複数社(6~7)に一括で査定見積りをすることができます。

僕も不動産仲介会社にいた時には使わせてもらっていました。

ただねー・・・、決まらないんですよ。


どういうことかと言うと、登録してくる売主さんって、「金額知りたいだけ」とか、遊び半分の冷やかしが多いんです。中には真剣に売却を考えている人が登録をすることもありますよ。

なので、査定をすれどすれど、査定だけして終わっちゃう、なんにも成果が生まれない、でも案件1件に対して1万円前後を払う、というこんな感じでした。あ、もちろん売主は査定無料です。


この時にすごく思ったことがあって、不動産の査定は「慈善事業ではない」ということ。

でもそんなこと言ったって自分ちがいくらで売れるか分からないと次の家のこと考えられないじゃん!・・・わかります。

離婚して財産分与のために不動産がいくらになるか知らないといけないんだもん!・・・これもわかります。


では、本腰いれて動き出すその時に査定をすればいいのでは?と若造だった僕は思っていました。

というのも、不動産の市況はめまぐるしく動いていて、3ヵ月経てば金額は変わります。

査定書を受け取った6ヵ月後に住み替えのために動き出して、当時の査定額では売れないことがわかったら、どうでしょう?ちょっと予定が狂っちゃいますよね。

事前になんとなく金額を知りたいということであれば、例えばマンションの場合、同マンションや近隣で売り出されている金額が一つの参考になります。

それを参考にすればなんとなく金額がわかるのに・・・と思いつつも、無料査定だし"とりあえず"やってみるか!となる心理もわかる気がする・・・。


不動産会社からすれば、一括査定サイトから受け取った案件に対して、金額だけを知りたいという結果だった場合も1万円前後を払います。

例えるなら、服を買う気がないお客さんをつれてきた仲介人に、お店側はお金を支払う感じです。


一括査定サイトが~、とか無料査定だから~、とかってことを言いたいのではありません。

全員が納得のいくサービスをもっと浸透させていきたいと常に考えています。


弊社のサービスは、これから認知が広がっていきます。実際に使っていただいている不動産会社さんからはお褒めの言葉を多数いただいており、間違いなく浸透していくものだと実感しています。


査定をしてもらって当たり前、案件をもらえて当たり前ではなく、会社を通してだって人付き合いです。商売の原点に戻り、感謝とか幸せとかなんかそんな世界観も作れたらいいなと思っています。



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