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#172 あんまり教えてくれない不動産買取で損をしない話1

導入

不動産の売却を経験したことがある人はほとんどいません。

つまり、不動産を売却する時は初めての経験となる人ばかりです。

金額が大きい売買となるため、慎重になってしまうこともあるでしょう。

逆も然り、もっとよく情報を仕入れてから売却をした方が損をしなかったかもしれない、ということもあるかもしれません。


この記事では、初めて不動産を売却する人、現在売却活動をしている人、将来的に不動産を売却する予定のある人、全ての人の参考になればと思います。


不動産売却の方法は、大きく分けると2つあります。

仲介:個人の買い手を探す
買取:不動産会社が直接購入する(買い取った不動産は業者がリフォームして再販売する)


■今回は買取について。


買取とは、不動産会社が買主となり、売主様から不動産を購入することです。

買取会社は物件を買取った後、リフォーム等を行い、物件に付加価値を付けて再度販売を行います。


買取について、あの時こうしておけばよかったという事例を踏まえて、今後の売却の参考にしていただければと思います。


・買取会社1社にしか声をかけなかった


「早く手放したい事情があったため、仲介ではなく買取を検討していました。ただ、どの買取会社がいいのかわからなかったため、〈物件の知名 買取〉で検索をして、検索にヒットした買取会社に相談をしました。
すぐに内見をしていただき、買取額の提示を受け、納得をしてすぐに売買契約を締結をすることができました。
しかし後日、一括で買取会社からの見積りをすることができるサイトを発見。事例を見ると、買取会社によってはかなり金額に開きがあることを知り、もしかしたら私の家をもう少し高く買取ってくれる先があったのでは、と後悔をしました。」


仲介だと市場に出してから買主を探すわけですが、買取の場合、買取会社という買主が既に存在している状態のため、金額の折り合いがつけばすぐにでも売却をすることができる方法となります。

しかし、「買取会社」と一括りにしても、買取会社によっては金額にばらつきがあります。

なぜなら、得意としている地域、得意としている物件(戸建・マンション)、その時の会社の状況等、様々な条件が重なるためです。


話は冒頭に戻り、では、買取を検討した場合、1社のみにしか声をかけないというのは、結果的には損をしている可能性があります


例えば、あるマンションにおいて、このような買取査定額が出たとしましょう。

A社 4,000万円
B社 3,800万円
C社 3,700万円
D社 3,700万円
E社 3,500万円
F社 3,400万円


例えば、1社にしか声をかけなかった場合、それがF社だったらどうでしょう?


仮にF社でそのまま売買契約をした場合、4,000万円を提示するA社に声をかけなかったことにより、600万円損をしたことになります


このように、買取会社といっても、会社によって金額にばらつきが出るため、1社のみに声をかけるのではなく、複数社に査定依頼を行い、最終的な価格の整合性を取ることが損をしない方法であると言えます。


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