#293 不動産を恋愛に例える
営業でもそうですが、たとえ話が上手い人っていますよね。
専門用語を並べて説明するよりも、何かに置き換えて説明をした方が、相手の中で腹落ちしやすいのです。
結局のところ、納得をして自分で意思決定をしたい人がほとんどなのです。
納得せずに不動産を買ったりすると、「買わされた」となります。
買わされたといっても、判子を押してサインをしたのは自分なんですけど・・・。
不動産の売却でも、そんなたとえ話があり、よく「恋愛」にたとえられます。
相見積もりを取る場合
他社に声をかけているけど、併せてうちのサイトを使って他の不動産会社も探したいというケースです。
要は、1社、2社だけだと不安だからもう少し他の会社の意見も聞きたいという心理です。
「いいなと思っているけれども少し不安、他の会社の話も聞いてみよう」
これは恋愛に例えると、「あの人、いいんだけど、付き合うにはちょっと不安要素が残るんだよね・・・。もう少し他の男(女)も探してみよう」に近いのではないのでしょうか。
専任媒介を切る行為
不動産売却を仲介でする場合、仲介会社と「媒介契約書」というものを交わします。
種類によっては複数の会社に依頼をすることができますが、「専任」「専属」の場合、1社にしか依頼をすることができません。
「あなたにだけ売却をお願いしたいです」というものです。
しかし、この媒介契約、売主の都合でいつでも解除することができるのです。
どういうことかというと、「媒介を締結して売り出しをかけたんだけど、全然ん買い手が現れない・・・。
別の会社にも依頼をしたいんだけど、媒介契約があるからそれはできない・・・。そうだ、媒介契約を解約して乗り換えよう!」
まあ例えるなら、恋人を切り、別の男(女)にすぐ乗り換える感じでしょうか。
でもしょうがないです、買い手が現れない仲介会社に依頼し続けても売却できる未来が見えないのだから。
いうなれば、「結婚(売却)したいのに未来(売却できない)が見えない」というところです。
保留
例えば不動産会社が直接買取るケース。
「あなたのところで売却したいと思ってるんだけど、もう少し考えさせてくれる?」「はい!お返事をお待ちしております!」
という状況にしておいて、他に高く買い取ってくれるところはないかと水面下で探すようなケースです。
最悪の場合は、期待するだけさせておいて、結局他社に持って行かれるイメージ。
どんな風に他社を探しているかというと、「ある会社からこれくらいの買取額が出ているんだけど、これ以上の金額は出ますか?」と。
既存の買取額を出汁にして、もう少し高く買い取ってくれる会社を探すわけですが、恋愛に例えたらとんでもない行為でした。
「あなたと付き合いたいと思ってるんだけど、もう少しだけ考えさせてくれる?前向きには考えてるの。」
「わかりました、お待ちしています!」
~~別の会話~~
「あの人の年収これくらいなんですけど、あなたの方が年収高かったらあなたと付き合いたいと思っています。」
天秤にかけられてる人、かわいそう・・・。
他社に声をかけた先が「それ以上では買取れない」と回答を出すと、最初の会社に戻り、「あなたのところで売ります」となります。
なんか妥協された感じであまり気持ちよくないですよね・・・。
少しでも高く売却したい気持ちはわかりますが、足元を見すぎて値段を釣り上げようとして、最終的にどの業者からも嫌われる可能性があります。
だって気持ちのいい取引ができないから。
業者も人間です。
これから不動産の売却を検討している方は、全て恋愛に置き換えてみてはいかがでしょうか?
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