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今の仕事観に繋がってる?とある原体験のハナシ

とあるスタッフが…お客さまにとって素晴らしい体験を提供した。
とはいっても、その現場を実際に見たわけでもない。
ましてや、実際にお会いしたこともない。
でも、お客さまの声を聴いたり、その体験の一片の足跡を見て…
こいつぁホンモノだ よこしまがない純粋なモンスターの仕業だ
と確信した。
でも同時に思うんですわ…
評価の際に加点ポイントになりにくいヤツだ🔥
てかだれも…人知れず咲き散ってしまう高山植物的なヤツだ🔥
…とも。
そんな時、自分はその彼について聴きまわる。
@@@(店舗名)のAAAさん!あのひと知ってるか?
なにしてきたひとなん?なにしてるひとなん?どういう人間なん?
なにが素晴らしい体験提供に至らしめたのか?その足跡を確かめる。
そのスタッフがとんでもないモンスターであることに納得する、勝手に。
で、それを近くのスタッフに触れ回る、勝手に。めんどくさいほど熱く。

会社にとって生産性ないし、彼にもないだろう。そして僕にも。
でもねでもでもね
それがなにか劇的に世の中変えることに繋がる気しかしていない。
嬉しいし、勝手に。誇らしいし、勝手に。伝えたいのだ、勝手に。
こんなヤツと一緒に仕事してるってどうなん?!と、勝手に。

でなんでこんなことしたがりなんだろと振り返ったときに
数十年前の高校三年生の夏の記憶に行きつく。。


最後の夏。選手権大会。
ぼくはメンバーから外れちゃった。
ギリギリだったのかなー。。。でも
それっぽっちの選手であったことは間違いなかったんだ
最後の大会はスタンドで応援するわけです 外れた選手たちは。
その時にリーダー役みたいなのやってて
でも感情とかなくて、かといってやさぐれることもなくて
てか ぼーっとしたらなんか怖くてなんか忙しくしてたい感じ。
・・・
でチームは敗けて、、、全部終わって球場の外で
ぼーっとなっちゃったわけです でもなにもなくて。
なにか蓋をしてしまって中身が落ち着いちゃった感じで
でも周りは…みな泣いてる
そしたらチームメイトの親父さんがそっと隣にきて

**くんがやってたきたことは全部知ってるよ
わかってる、全部見てたからね・・・

て云われて
そこで感情が大崩壊してしまったんです ホントに。
蓋が開いたーっ! 中身ブシャー―――ッ! って。
感情のすべてがナイアガラの滝レベルの水量でダダ放出、しばらく。
すべてが溶解したっちゅうか成仏したっちゅうか・・・


その時です。
あぁ大人になったら++のおやじみたいな
視力を持てる人間、声をかけられる人間になりたいなって焼き付けられた

それ多分、走馬灯で出てくるシーンなんだと思ってて
走馬灯よりもなによりもそれを実践してるってことなんだなっておもた
自分がより良き仕事を残していくってことも大事。
でも人知れず良きパフォーマンスを発揮した選手(スタッフ)がいたら
それを見届けて、見届けたよって伝えたい。
なんの加点もできないし、いいよなんて評価する立場でもないんだけど
それでも そのひとがどういうヒトかってことは伝えたい。
それがすぐにヤマを突き動かすことにはならないのはわかってる。
でもいい文化が育ちそうな気はする。

今日もミーティングでは 変なとこ見るよねって云われる。
でもしょうがないよ、てか変ではないw
ぼくはこんな原体験を経験したんだもの。

さて…人知れず咲いてる花をみつけにいこっと

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