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お風呂で痩せる!? ほんとですか?

こんにちは。Dice Trainingです。
岩手県でトレーニング指導を生業にしてます。
アメリカ留学中にNSCA CSCSを取得。
留学中のインターンシップも含めると、
トレーニング指導に携わって20年以上になります。

突然ですが、県内の温泉に行ってきました。
岩手県民限定
「いわて旅応援プロジェクト」
なる企画を利用です。

県外からの来訪者は期待できない。
でも、県内の観光業を応援したい。
だから、県民が利用しやすいサービスを企画。

というののが趣旨ですね。
同じような企画を行っている自治体もあリますよね。
こういったものに賛否はあるかと思います。
でも、経済活動も大切。
そして、感染症の状況に地域差があるのも事実です。
各自治体が状況を把握した上で、
独自の活動が必要と個人的には思います。

さて、温泉から話を膨らませていきます。
特に女性の方から、
「ダイエットのために、ゆっくり入浴してます。」
「半身浴で、しっかり汗をかいてます。」

などという話をよく聞きます。
果たして入浴はダイエットに効果的なんでしょうか??

結論、直越的な効果はないです。。。

お風呂やサウナ。
体を温めて、汗が出る。
これは事実です。

でも、この汗の出かたは、
あくまでも「受動的」。
周囲の熱によって体温が上がり、
体温調整のために汗が出ている
だけ。

自分で体(筋肉)を動かして、
糖質や脂質を燃焼して、
「能動的」に体温を上げているのとは別物
です。

格闘家の人が、軽量前の最後の減量で
サウナなどで、「水抜き」したりしますよね。
水分が抜けると、体重はその分、すぐに軽くなります。

僕も、今回の温泉に、
結構、ゆっくり入ったので、
入浴前後で1kg、体重が変わっています。

ダイエットのための間接的な効果は期待できる。

ただし、入浴には、
ダイエットに直接的に作用しませんが、
間接的に作用する効果はあります。

●循環をよくする。
温熱作用で、血管が拡張
血液の循環は良くなります。
疲労物質や老廃物の除去につながります。

●むくみの解消
水圧が全身にかかるので、
一部位に滞っている、
体液(血液やリンパ液)の流れが良くなります。

●筋肉・関節の緊張を緩和
水中は浮力がかかるので、
重力の影響を緩和してくれます。

●自律神経へのアプローチ
入浴時の温度によって、
自律神経に影響を及ぼします。
・温度が高め場合(42〜44℃)
⇨交感神経優位になり体は覚醒。

・温度が低め場合(36〜38℃)
⇨は副交感神経優位になり体はリラックス。

どのタイミングで入浴するかで、
温度調整するが良さそうですよね。

●食欲の抑制
食前に入浴することで、
皮膚などに血流が集まるので、
一時的に内臓への血流が制限されます。
これが食欲の抑制につながります。

詳しくは、こちらの書籍が参考になります。
早坂信哉 著
「たった1℃が体を変える」

循環が良くなることで、
疲労回復やむくみの軽減。

入浴のタイミングや温度によって、
食欲を抑えたり、
睡眠を誘導
しやすくなったり。

この辺がダイエットの直接的な要素、
・食事
・運動
・休養
にポジティブな影響
を与えることができます。

まとめ

いろんな地域で、
民間療法として、また宗教的な儀式として、
入浴やサウナなどに類似した習慣はあります。

しかし、日本のように
”毎日のように湯船に浸かる習慣”
がある国は限られている
のかなと。
実際、僕は留学中に温泉の文化はいいなと再認識しました。

ただ、入浴だけでダイエットができるという認識は間違い。
入浴をうまく活用することで、
ダイエットのための行動が取りやすくなる。
これが正しい認識
です。

循環促進、睡眠導入などは、
疲労回復につながる。

これが、
”活動的な生活をする”
という部分につながっていきます。

入浴でうまく疲労をとって、
トレーニングにつなげましょう!

よろしければ、サポートをお願いします。情報発信するためのトレーニングセミナー開催費用や、ジュニア世代へのコオーディネーショントレーニング指導などの活動費として活用させていただきます。