夏の図書館っていいよね。
妻が用事を済ませる間、図書館で時間を使う。
夏の図書館ってなんだかいい。
涼しいし、中高生の時によく勉強しに来ていたせいなのか「さぁ勉強しよう」という雰囲気がそのまま残っている気がする。
勉強するのに疲れたら、図書館内を歩いて何となく本を見回す。すると案外面白い本に出会えたりもする。
私は長く医療関係にいたので、主に医療系の本が好きだ。あとはスポーツ健康科学の本。
本を買う時は【必要な本】を手に取るが、図書館では【気になる本】を選ぶ。
でも案外、その気になる本の中に自分にとって重要な事が書かれている時がよくある。
「偶然は必然である。」と誰かが言っていた。
確かに。本が好きだから図書館に行く。だからその本にも出会える。偶然のようで必然だ。
おそらくもっと深い意味の言葉な気がするが(笑)
憲法第25条に【健康で文化的な最低限度の生活】とあるが、私はこれを達成するにはある程度の教養がいると思っている。
なぜならリテラシーが試されるからだ。健康でいるのにも、文化的であるにも自分にとって正しい選択をする必要があり、そのためには情報を使いこなす能力が求められる。
生まれつき体や知能に問題がある人もいるので一概に言い切れないが、健康でいるのも、文化的でいるのも実は簡単だったりする。
図書館には様々なイベントが催されており、市営のジムではマシンの使い方を簡単にレクチャーしてくれる。しかも無料で。
公共の図書館で時間を過ごすのも、公共のジムでトレーニングするのも自由で、我々には施設を使用する権利が保障されている。
しかしそれを文化的、または健康的と結びつけるのは人による。皮肉な話だが、既に文化的・健康的な教養のある人がそれらの施設の恩恵をフルに享受できる。
「学ぶ」ことを求めている人は、全体の何%なのだろう?実はその学びの中にこそ、憲法第25条に記されている内容が含まれていると思われる。
土曜日の昼間の図書館で思ったことでした。
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