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RPG 風マップ上で通話ができる meet2D(仮) を公開しました

新型コロナウイルスの影響により、たくさんの方が現在も自宅での活動を余儀なくされる中、ビデオ会議などの通話ツールを使う機会が多くなっています。合同会社Office asoT でも4月よりリモートワーク(テレワーク)を実施しており、コミュニケーションのインフラとしてビデオ会議を活用しています。一方で、既存のビデオ会議ツールには、もっとこうしたら良くない?と感じる部分もあったので、それを実現するために弊社独自の通話ツールを開発してみました。

かなり実験的なツールになっていますが、社内だけで使うにはもったいないので、今回一般公開することにしました。

※ ユーザ登録なしで使用できます。
※ パソコン (Windows / Mac) でのみ動作します。

どんなツールか

ツイート中の動画のように、meet2D は2次元 RPG 風のマップ上にアバターを配置し、コミュニケーションを行うツールです。

自分のアバターは、カーソルキーを使ってマップ上を自由に移動することができ、アバター同士の距離によって声の大きさが変わります。この機能は SpatialChat に類似する部分がありますが、meet2D では、2次元のマップの特性や「全体マイク」などを生かして、今後 SpatialChat とは違う形に昇華させようと考えています。

また、meet2D では「リアクション」機能があり、声を出さなくてもゆるく自分の状況を発信できます。例えば、出退勤の挨拶で “Hi” や “Bye” リアクションを使ったり、複数人でのミーティング中に「意見に賛成」の意味で ”OK” リアクションを使ったりできます。

なぜ作ったのか

ビデオ会議ツールを使う頻度も増える中、既存のビデオ会議ツールには次の問題点があると感じていました。

1. 音声と映像のみのやり取りであるため、現実のオフィスに比べて情報量が落ちる
→ 相手の状況がわかりづらいため、コミュニケーションが消極的になりがち
2. 常時接続する場合、常に監視されているような閉塞感

meet2D はこれらの問題を解決し、「気の使わない」コミュニケーションを目指して開発を行いました。

具体的には、まず1に対して、現実の自分が今やっていることを2次元のマップ上に対応させることで、今どのような状態であるかを表現できるのではないかと考えました。例えば、開発作業中→パソコン机に着く / 社内会議中 → ミーティングスペースに入る / 休憩中 → ソファに座る、といった具合です(現状ではオブジェクトが少なく、表現できる幅が狭いような気がするので、もう少し改善できるような気がします)。

2に対しては、アバター間の距離によって音量を減衰させることで、擬似的なパーソナルスペースを確保しました。また、この仕組みによりツール上で流動的に会話する相手を変えることもできるようになると考えます。

meet2D の完成後、弊社で1週間試用してみましたが、見た目のゆるさも相まって以前に比べてコミュニケーションの障壁は下がったように感じています(現状ちゃんとしたデータは取れていないので、もうしばらく使ってみて、改めてちゃんとしたレポートができればと思っています)。

今後の展望

ここまでの説明の通り meet2D はリモートワークを想定して開発を進めましたが、それ以外のさまざまなコミュニケーションでも使えそうだと感じています。例えば次のような使い方です。

• リモート飲み会
• 勉強会
• グループワーク
• レクリエーション

上記の他にもいろいろな可能性があると思うので、みなさまの自由に使っていただければ幸いです。
そして、ぜひ使ってみた感想をいただけると嬉しいです。よろしくお願いします!

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研究・開発の資金として活用させていただきます。 Chord Worker https://chordworker.diatonic.codes Shikaki http://shikaki.diatonic.codes

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リサーチャー / Web エンジニア。研究は自然言語処理、音声、音楽がメイン。 Twitter https://twitter.com/diatonic_codes