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著：K.K

"何のために生まれて
何をして　生きるのか
こたえられないなんて
そんなのは　いやだ！"

"何が君の　しあわせ
何をして　よろこぶ
わからないまま　おわる
そんなのは　いやだ！"

子供の頃何気無く口ずさんでいた歌の歌詞が、凄まじい現実味を伴って胸に突き刺さる。

何のために生まれて、何をして生きるのか

社会人になって3ヶ月。
アンパンマンの世界で言うならば、私はこいつである。

つまり、居ても居なくても変わらないのだ。

現在の私の仕事は、世間一般で見れば、やりがいのある仕事の部類に入るのかもしれない。
しかしそこに、私が考える"私の生まれてきた意味"を見出すことは難しい。
恥ずかしながら明記すると、私が考える"私の生まれてきた意味"とは、人を笑わせること、そして人に言語を教えることの二つである。
そして極端ながら、上記の二つから離れた私に、存在意義など無いとさえ考えているのだ。

だから私は、今の仕事を数年以内に辞める。
高校二年で帰宅部となり、また、大学二年で途中入部したバスケットボール部を、二ヶ月で辞めた私は、何かを辞める技術には人一倍の自信を持っている。
高校の部活は、うんこみたいなミスの責任を取ると言い張って辞めた。
大学の部活は、LINEを消して消息を絶つことで辞めた。
まさに強制シャットダウンである。

さて、次はどんな理由で辞めようか。
上司のデスクに、うんこで「辞表」の文字を描き出す程度しか、まだ案としては固まっていない。

何が君のしあわせ、何をしてよろこぶ

私の幸せは、私自身の中にある。
私は人を笑わせることが好きだ。
厳密に言えば、人を笑わせる自分が好きだ。
よく他人が喜べばそれでいい、というような、あたかも自分の幸せが他人の中にある様な人間を見かけるが、私はそうではなく、あくまで自分が好きなのだ。
予備校でアルバイトをしている時もそうだった。私は生徒の成長を喜んでいるようであり、その成長を引き出した自分を喜んでいるのであった。

つまりアンパンマンのマーチに対する答えは、幸いこの様に全て見出すことが出来ている。
現状は社会のモブキャラだが、絶対に黙ってはいない。腐ることなく、必ず芽を出してやる。
今日は、思い切って強気な文章を書いてみた。

最後に一つだけ追加しておく。
最初に引用した「アンパンマンのマーチ」は、実は全てこいつが作った歌である。

何のために生まれて。何をして生きるのか。
何が君のしあわせ。何をして喜ぶ。
分からないまま終わる。そんなのは嫌だ。

残念ながらこいつは、自らに対するこの人生の問いに答えられなかったようだ。
この画像を見て分かる通り、こいつは今、袋のようなものを被り、自ら命を絶とうとしている。

恐らく、こいつの様な人はこの世に沢山存在するのではないか。自分の存在意義を見失い、自ら消え去ってゆく。そして消え去ったことすら誰にも気付かれない。
しかしそれは、戦う舞台が間違っているのだ。どんな人にも必ず輝ける舞台は存在する。仮にそれが主人公としてではなくとも、スポットライトを当ててくれる舞台は必ず存在するのだ。
だからまずは、自分に問いかけて欲しい。

"何のために生まれて、何をして生きるのか？"
"何が君のしあわせ？何をして喜ぶ？"

そして自ら出した答えを心の地図にして、自分の最も輝ける舞台を見つけて欲しい。
あの、茶色の奴の死を、無駄にしない為にも。

【交換日記】
T.A氏が私に抱いた印象 “めっちゃ皆の輪の中心にいたのに、帰り一人だけ電車の方向違う人” は非常に鋭い推察である。少し付け加えるならば、"ほんまは皆と帰る方向おんなじやのに帰りくらい一人になりたくて皆とは逆方向のホームで一本電車見送る人" である。当然、その後元のホームに戻り、皆が乗って行った電車に一人優雅に続いて行く。
また、M.S氏に対する “マジカルバナナの最初で「バナナといったら」の後に「黄色」以外のこと言う感じの人” というのも中々素晴らしい。というのも彼は小学校の休み時間に何気なく始まったマジカルバナナから一人抜け出せず、今も尚「〇〇と言ったら✕✕」を繰り返し続けているのだ。

まだ顔も知らない人間同士だが、この交換日記を通じて何か少しでも、通ずる所や、意見が真逆の部分などが見つかれば面白いと思う。

完全に私のターンである事を失念しており申し訳ございません。
M.S氏同様に土下座しながら鼻で打ちました。それゆえ、書くのが遅くなりました。

M.S氏、締切は明日でお願いします。