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後藤さんのところにお邪魔してきました。

 こんにちは。砂畑です。

 こちらのアカウントに投稿するのはかなりお久しぶりです。
 近頃は、「飛田ゼミなんでも取材班」というものを立ち上げまして週二本(といってもメンバーは4人います)取材や調査をして記事を書いています。

 今回はタイトルにもありますようにいつもお世話になっています、株式会社フリーランスの後藤暢子さんのところに遊びに(勉強に)行って参りました。刺激的なものから、ユーモアあふれるものから、これからの僕たちに必要となってくる力についてなど、計3時間半もお時間を割いてお話しいただきました。

 これはしっかりと文章に残して、いつでも振り返ることができるようにと思いまいしてこちらのアカウントで書いている次第であります。

それでは振り返っていきたいと思います。

同級生5人で押しかけました


「まさかこんなに来るとは思ってなかったよ(笑)。」と開口一番、後藤さんはおしゃっていました(笑)。

一名が用事で先に帰宅、あさみにカメラマンをしてもらいました。

 先日、ゼミでオンライン講演会をしてくださいまして、その後メッセンジャーにて「ぜひまた事務所に遊びにおいで!ほかの子もつれてきていいよ。」といっていただきました。その旨ゼミ生に伝えるとポンポンポンと人が集まる集まる。僕自身もそうですが、後藤さんのお話に感化されたり、後藤さんって何者!?と気になったゼミ生が多かったようで、予定会わず来れなかった学生もいましたが、結局5名で押しかけるという事態に。(また別日に、同期のおかもとが、また別日にゼミのOGの先輩が遊びに来るよとおっしゃっていました。)

 それもそのはず。経歴から、これまでの分岐点での選択の仕方、今されているお仕事の幅広さ、どれもゼミ生にとって印象的だったようです。それに、ピンク一色のTシャツでつらつらとお話す姿も印象的でした(笑)。

大学生は何でもできるし、していい。

 ということで事務所に押しかけて早速お話を始めたのですが、「何を話そうか」とおっしゃっていた後藤さんも、1質問したら10返ってくるとはまさにこのことで、3時間半続けて話して下さいました。

 そのすべてを書きますと恐ろしい文量になりそうですので、印象に残ったお話をいくつか書いていきたいと思います。

ー話題は僕がフクリパで博多織の取材をしたことに。

後藤さん「ライターって、ブログを開設すればだれでもブロガーになれるし、そんな感じでしっかりと文章の練習をしなくとも名乗ることはできるのね。けど、間違った日本語とか、裏付けのない情報を記事にされても、困るのは読み手なのよ。それって全く健康的な動向ではないから改善しないとなと思っていて。それで、将来ライターになるにしてもならないにしても、取材を通して学ぶことは多いから学生にその機会を提供したと思って始めたのが「フクリパ学生ライター」だったんだよね。」

ー確かに、実際に取材をするようになってから「その情報はほんと?」と思うようになりました。これはゼミの先生からも常々言われていることですので、二重に気を付けるようになりました。

後藤さん「それに、学生は社会に出て社会に触れる前に、いかに社会に触れられるのかがカギだと思うんだよね。学生だけど〇〇できる、〇〇してる、っていう風潮が今はあると思うから。」

一同、深い頷き。

後藤さん「この間砂畑君が書いてくれた

砂畑「アルバイトをアルバイトとして使わない、ですか?」

後藤さん「そうそう。学生は社会と接続していくフェーズにあるんだから、そこを育てんかい、と。学生も学生で、新卒は何か武器を持っておかないときついじゃん?中途の人たちは社会で何かを勉強してきているはずだから。ってことは社会に対してどんな姿で自分が貢献できるのかっていうのを考えながら過ごすのは重要なんですよ。」

砂畑「確かに、急に大学生が社会人に変わるわけではないですよね。」

後藤さん「そう。じゃあ、卒業証書授与式で、証書もらった瞬間、社会人になるの?なれるのかもしれないけど、中身は何も変わってないよね。いつの時代も、なんで働くのか、何のために働くのか、とか、その本質を見て何を掴んでいくのかが大事だよね。」


斜めから見てみる、抽象的に見てみる

ー話題は、時事ネタに。

後藤さん「露出狂も、何か考えがあってそういうことをしていると思うんだよ。」

砂畑「場所とか、時間とかですか?」

後藤さん「そういうのもだし、良くないことだけど、そのどこかのポイントが目的となってそういうことをしちゃうと思うんだよね。なんでそういうことをするのかが分かれば未然に防げることもあるだろうし。公園のごみ箱もそうでしょ?ゴールネットみたいな形にゴミ箱を変えたらそこにしっかりゴミが集まるようになり始めてるし。やっぱり何事もちょっと斜めの切り口から見ることが大事なんだよ。あ、これはとびちゃんの言う『抽象化して見る』でしょ?」

※とびちゃんとは、僕の所属するゼミの担当教員飛田先生。

砂畑「そうですね!今月の課題図書が『具体と抽象』で、ちょうど今ここにいる5人のホットワードです(笑)。」

後藤さん「そう、やっぱり大事なんだよ。なんでもそういう見方ができると、ハッと気が付くことがあるよ。」

ーゼミ生からの質問コーナーに。

あさみ「今度、プロジェクトの一環で、社会人の方にインタビューをするんですけど、何かコツはありますか?うまく人の前で話すのが苦手で。」

後藤さん「インタビューって、別にうまく話すことが重要じゃないんだよ。いかにして、相手に興味を持てるか、相手が話してくれる環境や関係を作るかが大切なのよ。だからそんなに具体的に『話し方』を重視するんじゃなくて、あさみんの得意な話し方で、いかに相手が話してくれる環境を作れるかが大切だね。」

あさみ「なるほど。どうやったら話しやすい雰囲気になりますかね?」

後藤さん「やっぱり興味をもって聞けるかどうかは重要だね。ジブンゴトとして捉えるというか、やっぱり自分の知らない世界を知るって意外と面白いんだよ。それにネットで調べるんじゃなくて、その世界に詳しい生身の人間からそれを教えてもらえるんだから、きっと話していくうちに面白くなっていくし。あとは、アウトプットをすることを前提に取材するのも一つ。それも、話しやすい人とか、仲の良い人にアウトプットするんじゃなくて、自分の苦手な人にアウトプットするつもりで取材するのがいいかな。仲の良い人は『うんうん』って聞いてくれるから、そうではなくて苦手な人に対してでも、このトピックで興味を持ってもらえるようにって考えるといいかな。」

ーインタビューするという具体にだけフォーカスするのではなくて、インタビューを通して結局何がしたいのか、誰にどう思ってほしいのか、そこまで抽象レベルを上げてとらえるということですね。これは今年初めの僕が全くできていなかったこと(笑)。日々精進です。


一度毛穴が開いたらもう元には戻れんばい

 僕が言うのはおこがましいですが、後藤さんは毎度、何かイベントの後にメッセンジャーでたくさんの刺激やヒントをくださるところが素敵です。

 ゼミでの講演会の後も、感想やお礼のメッセージを送ると、「こういう風にしていけるよね」アドバイスをくださったり、「学生なんだからもっとできるよ!」と鼓舞してくださったり。

 今回も帰路について長い時間お邪魔しましたとメッセージを送りましたら、質問させていただいたことにさらにフィードバックをくださったり、この分野はこれが楽しいんですよと教えてくださったり。

 僕は学生ライター通して、ライティングというものにはもちろん、ディレクションというものにすごく興味を持ち始めました。現在活動している飛田ゼミなんでも取材班でも、月1回のネタ会議がすごく楽しいんです。というような話を後藤さんにしましたら

自分の知らないことがばーっと開ける瞬間って、それだけで楽しいよね
企画はそれをさらに前に推し進めるという意味で、大変だけどやっぱり一度やるとやめられないのですよ、その思考を(笑)

 とメッセージをいただきました。初めて企画という分野に興味をもって、駆け出したばかりの僕に、楽しさとやりがいを教えてくださいました。

 まだまだ飛田ゼミなんでも取材班も黎明期の黎明期。ここからなんでもやっていける気になりました!頑張ります!

 というような僕の返事に対して、

一度毛穴が開いたらもう元には戻れんばい(笑)

とお返事が。

 か、か、かっこいい。

 そういう風に楽しいけど大変なことをして社会に貢献していきたいと、にわかにも最近思い始めた僕にとても突き刺さるお言葉でした。


おわりに

 ゼミでの講演会に引き続き、大いなる刺激とエネルギーを受け取った飛田ゼミ8期生5名は、ワクワクとドキドキをもって帰りました。

 お忙しい方から3時間半も時間を割いていただいて、学生ばかり刺激をいただいてしまい、もうこれはやるしかない、とやる気スイッチを何個もぽちっていただいた気分です。

 刺激もエネルギーも蓄えるだけでは持ち腐れですので、それをどんどんアウトプットしていけるように努めていきます!

 みんなが持っている武器も、持とうとしている武器も違いますが、それを得るために行動を起こすきっかけやヒントがたくさん散らばっていた時間でした。

 後藤さん、貴重な時間を割いていただきました。ありがとうございました。




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