【結婚生活】時に甘く。時に苦く。

25歳の時に今の夫と知り合いました。

25歳の時の私はそれはもう凄まじく荒れていて
19歳頃から25歳頃までは
毎晩記憶を無くし

自分を求めてくれる人至上主義

の痛い痛い恋愛を繰り返して
自分の心を痛めつけては
新しい人に埋めてもらい
また痛めつけて…

当時の私は
『なんで私ばっかりこんな辛い恋愛をしてるの？』
と深い沼にハマって居たのだとおもいます。

深い沼にハマってしまったのは
父親から認められず
愛されず
幼い頃から暴力も受け
優しい父親を知らなかったから
ある意味ファーザーコンプレックスだったのです。

男の人から認められたい
可愛いと言われたい
愛してると言われたい
そこに至上の喜びを感じたのです。
そのためなら何でもしたのです。
それが、自分の存在意義だったのです。

本当に沢山の男性の皆さんとお付き合いをして
浮気されたり、浮気したり、
好きと言われても信じられない
結局私からは離れていく。

23歳頃でしょうか。
ちょっとしたトラブルに巻き込まれました。
そして、丁度その頃、新卒で美容の会社に勤務が決まり、暫く恋愛至上主義を辞めて、仕事に全精力を使いました。

1年ほど決まった彼氏を作らなかったのは
16歳の頃から彼が途切れなかった私にとって
一人きりで好きな美容のことを考えて居られる
楽しい時間でした。
（パワハラが横行する某日本の化粧品トップメーカーでしたが…）

そんな時、仲良くして下さる先輩の婚活に興味本意でついていった合コンに参加しました。
ところが、お相手は○通、TVマンなどの
ゴリゴリの女好き。あわよくばお持ち帰り見え見え。

私はちょっと引いてしまいましたが、
先輩の手前帰るに帰れず
二次会のカラオケパブに行きました。

そのお店は生バンドでカラオケが歌えて
店長さんはプロなのに、素人のカラオケにハモってくれる贅沢なカラオケパプでした。

帰るタイミングを失った私は
気持ちよさそうにカラオケしてる男性に興味を持ちました。
なんと言っても、この方物凄く歌がうまい。
Mr.Childrenの桜井さんの様な甘い歌声だけど、
少し荒削りで、とにかく気持ち良く歌ってる。
きっと、スーツだからサラリーマンなんだろうけど
こうして歌っている歌声で
その場で飲んでいる他のお客さんもみんな彼の歌に聞き入って、最後は拍手喝采。

歌い終わった後のはにかんだ笑顔と満足に満ち溢れたお顔が何とも素敵で…

合コン相手すっぽかして
私から話しかけに行ったんです。

『お歌上手ですね。趣味なんですか？』
とか話した、、かしら？
酔っ払いで忘れてしまいました。

いつの間にかメールアドレスを交換してて
その日はタクシーに乗って帰宅したのです。

翌朝、律儀にも彼から『昨日は楽しかったですね』とメールがあり、正直なところ驚きました。
酔っ払いばっかりのその場限りの約束かと思って居たので、まぁ律儀な人だこと。

それがきっかけでお付き合いを5年以上して
その彼と結婚したのです。
そんなことがあったのはもう10年以上前。

彼は自分の世界を持って居て
とてつもなく責任感を持ち
仕事は信じられない程努力している
お家にいることが大好きで
絶対に浮気しません（断言できます
愛の深い人です。
 
まさか銀座の地下にあるパプに
運命の人がいるなんて
予想外もいいところでした。

私は冒頭にも記載した通り
それまでフラフラして
傷つけて傷つけられて
浮気、不倫当たり前な
ただの猿の様な恋愛しかしてなかったので

彼の様な温かくて穏やかで
決して人を裏切らない
愛すると決めたら愛し続ける
大切な人とその家族を守る

こんな男性と結婚できるとは思わなかった。。

愛は人を変えますね

私はいま
彼の中で
彼との可愛い可愛い娘と
本当に幸せと心から言える生活ができて。

消えないけど過去を穏やかに包むことができて居ます。 
反省もして居ます。

でも、彼は人を褒めるのが苦手。
私はなんとしても可愛いと言ってもらいたい。
それが楽しみなんです。

もし、これを読んでくださる方が
婚活に悩んでいる方がいるとしたら、

自分を大切に想ってくれる人
家族を何があっても守れる人（経済面も含めて）
10年経っても愛してる気持ちがなくならない人

そして自分がしっかり変わること。
目の前にどんなに素敵な男性がいても
昔の私の様に猿の様な恋愛から抜け出せずにいたら、きっとその彼は目の前をスルーしてしまいます。

彼を理解し、認めて、自分が変わる。
彼の喜ぶ顔が見たい。

その気持ち大事です。

あ、もちろん喧嘩しますよ
大げんかも。
だから時に結婚生活は苦いのです。