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松浦弥太郎さんに学ぶ、毎日の積み重ね方

松浦弥太郎さんが好きなのですが、松浦さんの書籍の中にこんな一節があります。

生活とは納得の積み重ねでできている。

納得のいかないことばかりの暮らしはつらいし、そこからあらゆる不安やストレスが生じる。

逆にいうと、どんなにつらい状況でも「自分が納得できていれば全然へっちゃら」というのもよくある。

だからこそ、毎日の混沌と自分のモヤモヤを整理整頓するルールが必要になる。

松浦弥太郎「軽くなる生き方」より

不満だらけの毎日

新卒で秘書として働いていたとき、納得できないことばかりの毎日でした。

・仕事にやりがいが感じられない
・経験やスキルとして積み上がっている実感がない
・今後のビジョンが描けない
・年功序列
・同じことを繰り返す仕事

あげればキリがないほど、当時の私は不満だらけでした。

でも、周りの人から見たら「いいところに就職できたね」と言われるような会社でした。

・安定した大企業
・都心にある綺麗なオフィス
・残業のないホワイト企業
・事務職にしては恵まれたお給料

周りから見る私と、私が感じている印象にギャップがありすぎて、当時は会社や仕事の話をすることがとにかくつらかったです。

周りがどう思うかは関係ない

3年後、小さなWeb制作会社に転職した私は、年収も大幅に下がり、恵まれた福利厚生もなくなり、残業も増えました。

都心の富士山が見える高層ビルの広いオフィスから、小さな雑居ビルの一室へ。

条件だけ見たら「なんで転職したの?」と思われるような状況だったと思います。

転職時の面接で「本当にうちでいいの?」と確認されるほど、環境が大きく変わりました。

でも、転職後の私は今までにない充実感で毎日が満たされていたし、楽しくて、息を吹き返したようにイキイキと働くようになりました。

このときに、冒頭の松浦弥太郎さんの言葉がすごく腑に落ちました。

周りがどう思うかではなく、自分がどう感じているのか、どう捉えているのかが大事だということ。

一般的に「良い」とされている仕事や環境が、自分にとっても幸せとは限りません。

生活とは納得の積み重ねでできている。

人生が、今日という1日1日の積み重ねであるなら、納得のできない日々を積み重ねた先には何があるのでしょうか?

これからも自分が納得のできる毎日を歩めるように、自分をきちんと理解して、納得のいく選択肢を選びとれる自分でありたいです。

松浦弥太郎さんの言葉

最後に私が好きな松浦さんの言葉をご紹介します。

重い経験からあるからこそ、軽くなってもフワフワしない。
最初から軽いだけではダメなんだ。

松浦弥太郎「軽くなる生き方」

批判とは、要するに向かい風。
向かい風は自分が先頭に立ち、前に向かって歩いている証拠。

松浦弥太郎「センス入門」

変わらないというのは、常に自分らしくいるということ。
自分らしくいるためには成長をしなければいけません。
すなわち、変化していくことです。常に自分らしく新しくあるべきです。
勇気を持って成長するべきであるとソローは語っているのです。

松浦弥太郎「あたらしいあたりまえ。」

自分が必要とされているかどうか悩むより、人が何を大切にしていて、何を必要としているかをよく考え、今それを差し出す努力をしたほうが、自分もまわりも幸せ。

松浦弥太郎「よりぬきあたらしいあたりまえ。」

生き方を変えられる動物は人間だけ。

松浦弥太郎「よりぬきあたらしいあたりまえ。」

信念は大切なもの、固定概念はいらないもの。

松浦弥太郎「よりぬきあたらしいあたりまえ。」

私は本の中の言葉に、今までたくさん励まされてきました。

このnoteを読んでくださった方の背中を押してくれる言葉があったら嬉しいなと思います🍃

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