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私の人生は無駄じゃない。。エミリーディキンソン(保護猫譲渡に関わった私と野犬を飼った作家と)

「野犬の仔犬チトー」を絶賛する人がいたので読んでみようと思った。
自分のためではなく、あの人を想って、
野良猫の譲渡で知り合った人を

行政の行っている野犬、野猫の保護、譲渡活動は
デジタルが主流となってきて、
まずは、行政運営の譲渡サイトに登録しないと話が進まない。

そこで、譲渡のお手伝いをすることになった私は
遠目から野良猫(地域猫)の写真を撮ってアップする。
ふてぶてしい顔つき。大きな体、それに老猫。
悪条件が重なる。

どうやったら、この子が魅力的な猫に見えるか?
プロフィールには
一つ二つ良いところをひねり出し
野良猫になった経緯をシンプルに書いた。
人間が飼ってた以上、理由があるのだ。


控えめな紹介文が良かったらしい。

1ヶ月後に引き取り手が現れた。
奇跡的な出会いで
保健所から見捨てられた病気の犬や、
老猫を引き取っている大きな愛に包まれた人と巡り会った。

出会って譲渡して、メールして 二人の共通点もあって
見えない大きな力が、
私たちの想いと彼女の想いを繋げてくれたと思ったら
この縁をこのまま終わりにしたくない

そこで、「野犬の仔犬チトー」をと。。。思ったのだ。
私の心には響かなかったけど
野犬と野良犬の違いがよくわかった。

野犬は元々、山の中で群れをなして生きてる犬たちだ。
仔犬には、母犬のお腹にいる頃から、そして母犬もその母犬のお腹にいる頃から
DNAに、体に刷り込まれた何か、人間を寄せ付けつけない何かがあるのだ。

野生」の動物との共存の壁だと思った。
何でもかんでも人間の思うようには出来ない。

伊藤さんが詩人であったことは、
知らなかったけど
僅かに感性が重なり合う瞬間があった。

伊藤さんの訳エミリーディキンソンの詩が載っていた。
仔犬チトーを育てながら感じた気持ちだ。

著者の伊藤比呂美さんは、2年経っても
仔犬チトーにリードを付けることが上手くできない。
それでもそばで眠ってくれる。ご飯を食べてくれる。
〜私の人生は無駄じゃない〜


私の大好きな詩
だった。子供の頃から
どうしようもなく前を向けない時に この詩を思い出す

誦んじている訳で覚えているところ。。

もし、誰かの心の嘆きを止めてあげたら
私の人生は無駄じゃない


もし、落ちたコマドリを
巣にかえしてあげる事が出来たなら
私の人生は無駄じゃない

何度も何度も繰り返し口にした。







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