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言語と非言語について 2

こんにちは。

DiaCircleの最初のnoteの記事として、「言語と非言語について 1」というタイトルで、言語や言葉の持つ力について僕なりにいろいろまとめてみました。

この記事は実は他のnote記事でもたびたびself citationしていたりします。

そして、この記事では上記のnoteで全く触れていなかった非言語についてお話してみようかなと思います。
特に、僕の考える「非言語コミュニケーション」や「非言語のコツ」と言ったお話をできればと思います。

非言語コミュニケーション

では、非言語コミュニケーションについてまずは考えてみましょう。
非言語コミュニケーションと言われて、最初に言われて思い浮かべるものは何でしょうか?

言葉を発さずに行うコミュニケーション、あるいは言葉を用いない言語的伝達としてまっさきに皆さんが思い浮かべるのは、ジェスチャーやボディランゲージではないでしょうか?

実はこういったジェスチャーなどは、催眠誘導で用いられたりもします。
一番簡単な例としては、深呼吸を誘導する際に、吸うときに手を持ち上げ、吐くときに手を下げていく、といった身振りをしたりします。

これは非常にわかりやすいものですが、他にも人間は日常的に多くの非言語コミュニケーションを用いています。
例えば、表情、声色や声のトーン、テンポ感、あるいは姿勢や目の置き方などが、その例になるでしょう。

特に声に関するものはとてもわかりやすい具体例だと思います。
声色などは、自分の興味のあるものや気になるものの話をする際には、高くなったりしますし、テンションが上がるとテンポ感も上がったりします。
これらも全て非言語コミュニケーションとなります。

また、言語を用いた非言語コミュニケーションというものもあります。
どういうことでしょうか?

例えば、あなたが資格試験を週末に受けて、その手ごたえがあまり良くなかったとしましょう。
週開けに例えばそのことを知っている友人に試験の出来を聞かれてしまうと、あなたは話を別の話題に変えようとするかもしれません。
これは、「その話は今したくない」というメッセージになりますので、立派な非言語コミュニケーションです。

このように、非言語コミュニケーション、あるいは非言語での情報伝達というのは、日常的に僕たちはやっていますし、別に特別なものではありません。
ただし、こういった伝達というのは、言語と違い相手の意識には上がりづらい、けれども相手には意図が伝わる、と言ったメリットがあります。

非言語のコツ

では、非言語を使うためにはどのようなことをするのがいいのでしょうか?
僕自身、まだまだここについては現在も勉強中であり、体系的にきれいにまとまったお話はできません。
ですが、いくつか僕が大切に思っていることのコツということで、つるつると書いてみたいと思います。

僕が思っていることは次のようなものです。

  • 知識をつける

  • シミュレーションを行い、反応や効果の予想をする

  • 意識を使う

ひとつずつお話します。

知識をつける

まず、最初の知識をつける、というのは、そのままの意味です。
非言語のアプローチやコミュニケーションの仕方として、どのようなものがあるのか、ということを調べたり、人間観察を通して学び、知識やストックをしっかりと作りましょう。

催眠誘導などの文脈であれば、俗に言う非言語誘導(non-verbal induction)の技を見て見様見真似から始めて分析したり、広く誘導の言語でない部分でのコミュニケーションやアプローチを観察するというのも効果的でしょう。

古典催眠は、言語を用いるという意味で言語誘導がメインですが、同時に人間は色々なところで非言語コミュニケーションを行います。
意識的か無意識的か、あるいは技術的か、といったことは置いておいて、うまい術師の行う、非言語コミュニケーションを学ぶことは、とても価値あることだと思っています。

シミュレーションを行い、反応や効果を予想する

知識や経験がついてきたら、それを用いた自分なりの新しいやり方を考えたりすることになると思います。
そういった時に役に立つのが、シミュレーションを行い、反応や効果を予想するというものです。

これは、人がどのように動くかといったことを想像する訓練にもなりますし、自分の働きかけがどのような影響や反応を生じさせるか、ということを予測する訓練にもなります。

もっと言うと、こういった想像の世界でシミュレーションを行うこと自体が、ある種の瞑想としての側面を持ち、その意味でも効果的です。

意識を使う

最後は、意識を使う、という何とも漠然とよくわからないタイトルです。
これは、意識的に例えば言葉以上に相手にメッセージや思いを伝える、ということを想像して、言葉を話すとかコミュニケーションをとる、といった感じの意識の使い方です。

非常にフワッとした話ですが、人間は意識の使い方で、その出力だったり伝えるものの質を変えることができます。
これは、自分側でのコントロールでもありますし、相手側に何かが伝わった結果かもしれません。
それは置いておいて、意識を使って何かをする、というのはそれ自体がある程度強力な効果を持つことです。
(武術などでも、こういった意識の使い方は話されたりします。)

以前の記事でも、簡単にですが、意識の使い方、のお話をしたこともあります。

つまり、僕が大切かなと思っているのは、こういった意識の使い方を通して、言葉ではないところでも、相手に何かを伝えようとすること、これが非言語コミュニケーションとして機能するのではないか、ということです。

最後に

このnoteでは、非言語コミュニケーションと非言語のコツというテーマで、僕が思っていることを簡単にですがまとめてみました。
非言語については、まだまだ僕が勉強・研究途中なので、きれいにまとまった話にはなっていないのですみません。
ですが、こういった記事が、非言語に対する新しい認識や何か新しい技法につながれば、とても嬉しく思います。

ここまでお付き合いありがとうございました。

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