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“お金儲けは善ですか? 悪ですか?”  10月20日 The Efficiency of the Profit Motive 利潤動機の利点



#10月20日  金曜日のお昼になりました。今日も #収入増につながるドラッカーの賢言#ドラッカー365の金言 よりご紹介します。

#The_Efficiency_of_the_Profit_Motive
#利潤動機の利点

今日のテキストは、ドラッカーが1942年にGMに雇われ、コンサルタントとして内部を2年間調査研究した内容をまとめた一冊「企業とは何か」“Concept of the Corporation“(会社という概念)からです。

本書は1945年!(第二次大戦中)に発刊。日本に翻訳紹介されたのは1966年だそうです。当時最大の企業の1つ、GM(General Motors)の経営について記してある、というので、財閥系企業など大企業の経営幹部がこぞって読み漁ったと聞いています。現在入手しやすい2005年版では、11章 #生産活動の目的  2 #利潤動機の有効性  222ページ記述の部分から本日のテキストは引用されています。


“お金儲けは善ですか? 悪ですか?”

昨今は利潤追求=悪、と考える人が増えているようです。身近な人の中でも、金儲けは悪、と結論づけている人が少なくないので驚いています。まあ、わかりますよ。お金儲けを悪という人はお金儲けに失敗した人ばかり。そして、失敗した人の方がうまくいった人よりも多いのですから、民主主義的に投票でもすれば、お金儲け=悪、が正義になりそうです。

しかし、お金儲けの動機が己の我欲を満たすためだけでなく、「世間良し」の思想が入っていたらどうか?お金儲け=悪、とは言えなくなります。

そして、わが国の多くの経営者が他人を雇用し、安くもない人件費を負担して、会社経営にあたっています。確かに会社設立時には、己の利潤追求のため、という動機もあったかもしれません。

しかし、一方で、社会から失業者を減らすだけでなく、個人に社会的な役割と身分を与えることで、安定的な生活が営め、家庭経営ができるようにすることで、社会の持続的発展に寄与する、という面もあるわけです。

イノベーションが難しいからか、経営コスト削減のためとして、日本企業の強みの一因であった「終身雇用制」を放棄し、派遣社員へとシフトした経団連企業において、企業内セキュリティは維持されず、全銀連は事故、ソフトバンクもNTTも顧客リストを流出させ、社員は外資へ日本企業の秘密を持って流出。

因果応報です。

働く仲間を大切にしない企業は、働く仲間から復讐され、氷河期世代を大切にしなかった企業や組織、そして、社会的システムは、氷河期世代が社会の主軸になった現在、支持を失いつつあります。

例えば、可処分所得が減らされる原因となっている過大な社会保障費と消費税への批判は、高齢者への贔屓であると、就労世代である氷河期世代を中心に批判や嘆きが集まっています。

就労世代から自民党が支持を失い、維新の会、国民民主党、れいわ新撰組、そして、新党の日本保守党へ支持が移りつつあるのは、そういう面もあるように感じています。

社員を大切にしないことで、日本企業は自ら価値を落とし、世界市場で敗戦を繰り返しているようにも感じます。

人を大切にしない組織からは、人が離れていきます。

皆さんの職場や組織はどうでしょうか?

今日のテキストも、スカッとする内容ではありません。

申し訳ない・・・ですが、現在の日本社会が何を価値に置いて動いているのか、社会の価値観・ビジョンは何か、人を大切にする職場とは何か、など考え直すテキストになろうかと思います。本文はこちら↓↓↓

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