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「企業内研究所」というシュタインメッツ博士のイノベーションが社会進歩に大いに貢献している 8月7日 Social Innovation: The Research Lab 技術のための科学

8月7日 月曜日
今週もがんばろ!
今晩も #ドラッカー 、#ドラッカー365 から #マネジメント 力を高めていきましょう。

日本の経営層にとってドラッカーは常識です。
読んだことがない、勉強していない、という人は、ほとんど居ません。

なので、ビジネスパーソンやz世代の方々にとっても、ドラッカーを勉強していない、ということは、出世にも転職にも不利益です。そして、ドラッカーは、どの話も結構面白いので、教養にもなります。

かといって、これから30冊以上もある著書をいちいち読み始めるには、時間がありません。ChatGPTで要約してもらっても、肝に落ちないので、理解が浅いままとなりがちです。そこで、このNOTEが役立ちます。

このNOTEは、毎日たった5分で、世界最高峰の #ドラッカー・マネジメント を学び、リーダーとして必要な資質が学べるテキストです。

本日のテーマは、
#Social_Innovation :
#The_Research_Lab
#技術のための科学

(リサーチ研究所自体が社会的イノベーション)

「科学技術の進歩をイノベーションと我々は呼んでいるけれど、社会的イノベーションの方が、経済と社会に対しては、はるかに大きなインパクトを与えている。」

『マネジメント・フロンティア』「社会的イノベーション」(1986年) 413ページ

GE研究所の物理学者・シュタインメッツは、GEという巨大企業の中に、イノベーションによる耐えざる自己革新のメカニズムを確立することを目的としていた。
これまでは無かった以下5つの特質を持つ研究所を1905年に作った。

1、企業の中に化学的、技術的な訓練を受けた独立の集団を作り、もっぱら化学的、技術的な仕事に専念させる

2、期待する成果と、研究段階と、その順番を明確にするという研究プロジェクトの考え方を取り入れた。

3、研究員はチームで研究させる。ボスと助手の代わりに、上級研究員(シニア)と研究員(Jr.)がそれぞれ同僚として、共通の目的のための役割を果たした。研究者をプロジェクトに貼り付け、プロジェクトを研究所に割り振る研究管理者がいた。

4、技術者、物理学者、数学者、化学者、さらには生物学者など、専門分野の異なる人たちを1つのチームにまとめた。

5、研究開発における科学と技術の関係を根本的に見直し、プロジェクトの目標を設定する際には、所定の技術成果を達成する上で必要な基礎科学を明確にし、その上で必要な新しい知識を手に入れるための純粋研究を組織した。

同書 414ページより

このシュタインメッツのイノベーションは、やがて「壁のない研究所」を生み出した。

 後年、全国小児麻痺撲滅のためのプロジェクト、原爆を開発したマンハッタン計画、アポロ計画などの米国の超大型科学技術プロジェクトには、シュタインメッツ方式が採用され、専門分野が分かれる膨大な数にのぼる科学者達を結集し、短期間で成果を上げることができるようなプロジェクト管理がなされるようになったという。

あなたの会社でも、組織横断型で異部門の社員を集めた「プロジェクトチーム」があるのではないか?それは、このシュタインメッツのイノベーションをあなたの会社が採用したものと思われます。

私どもも、とある企業の組織改善に関与しています。組織横断型で異部門の社員を集めた「プロジェクトチーム」を組織して、スモールサクセスを積み重ねて全社的に展開する、というステップを踏んで、市場シェア拡大と業績改善を試みています。

プロジェクト・チームの問題で大切なことの1つはメンバー選びと感じています。今日も成果に結びついているかどうか、を捉えながら日々進めています。

あなたの組織も #市場志向の研究開発を推進してください
テキストはこちら↓

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