「Youtubeアプリのナビゲーションバー」にはなぜロゴが付いているのか
え?当たり前じゃん?って思った方。
HIGでは「Branding」という項目で、ナビゲーションバーにブランディングアイテムはつけるなというお達しがあるのです。
Resist the temptation to display your logo throughout your app. Avoid displaying a logo throughout your app unless it’s necessary for providing context. This is especially important in navigation bars, where a title is more helpful
アプリ全体にロゴを表示する誘惑に抵抗してください。コンテキストの提供に必要でない限り、アプリ全体にロゴを表示しないでください。これは、タイトルがより役立つナビゲーションバーで特に重要です。
しかしあくまでこれはガイドラインなので、「破ったらアウト」ではありません。そこには自由が認められています。
しかし、わざわざルールを破ってまでそこにブランドを打ち出していることにはなんらかの強い意図があるのでは?と思い、考察してみました
結論を先に
ずばり「プランの通知」をするためではないでしょうか?
結論への経緯
どういうことか?はアカウントを切り替えるとわかります
画像
ロゴの横の文字が変わってますね。実は最初のアカウントはプレミアムプラン。後のアカウントはプランなしなんです。
そしてプレミアムプランには、プランなしと違って「広告がなく」「バックグラウンド再生ができる」といったアプリの機能が大きく拡張されます
しかし問題は、実際に動画再生してみないと、これらの機能が有効になっているかわからないということなのです
ではどうやってそのことを伝えるか。プランを伝えるしかないでしょう
このように、見やすい場所にあえてプラン(ロゴ)を見せることで、暗黙的に「この機能が有効になってますよ」を伝えているのではないでしょうか?
加えてYoutubeの仕組み上、Googleアカウントがベースなので、「アカウントの切り替えが他のアプリよりも発生しやすい」のも、この必要性を増させています。
今自分が何のプランのアカウントかがコロコロ変わる可能性があるからです。
結論
このように考えると、「ヘッダーにロゴが置かれている理由があるのだなぁ」と個人的には納得することができました。
HIGは全てではない
しかしそれに従っているだけでは強いブランディングを打ち出せない
その一端を垣間見たような気がしました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?