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未知に触れ、成長へ繋げる|柳田響生さん(「失敗作ミュージアム」インタビュー)

デジタルハリウッド大学×面白法人カヤックpresents「失敗作ミュージアム」との連動企画!DHU公式noteでは、ミュージアムに展示された「失敗作」にまつわる在学生・卒業生のインタビューを連載でお届けします。

失敗作ミュージアムについてはこちら

インタビュー第4弾はデジタルハリウッド大学4年(2021年3月卒業予定)で、3DCGを専攻し、数々のフォトリアルな背景画像を手掛けてきた柳田響生さんです。

柳田さん1

柳田響生(やなぎだ ひびき)
1999年、埼玉県生まれ。デジタルハリウッド大学4年生。高校生のとき、デジタルハリウッド大学卒業制作展に来訪。3DCGのフォトリアルな作品に圧倒され、入学することを決意。現在は3DCGムービーゼミ(講師:古岩祥幸)に所属し、背景モデリングをメインに卒業制作に努めている。

ーーまずは失敗作である「とっとこキツネ」について教えてください。

3DCGの授業の課題として制作した最初で最後のアニメーション作品です。もともとは3DCGで形を作るモデリングという分野を学んでいたので、アニメーションに関する知識は乏しい状態でした。

作品が完成した時は、想像してた動きとは全く違うぎこちない動きになってしまって、「おや?」と思いましたね(笑)。

柳田響生_Beforeサムネイル_PC

▲失敗作「とっとこキツネ」

それまで建物や道具などの人工物のモデリングをメインに練習してきたので、動物のように滑らかな輪郭や動きを表現することはとても難しかったです。その後、自分からアニメーションに手を付けることはなくなりました(苦笑)。

でも、仕事となると制作工程が細分化されて、アニメーション等の他の工程に携わる機会はほとんどなくなります。だからこの失敗の経験はとても有意義な体験だったと思います。

ーーその経験を踏まえ、今は3DCGの背景モデリングを追究しているんですね。

Before ポイント

▲初めて制作した3DCGの静止画作品

はい。将来も背景モデラ―志望です。とはいえこれも昔は失敗作ばかりでした。上の画像はオブジェクトを重ねて作品を作るという課題で制作した作品なんですが、歯車同士が貫通してしまっているのが見てわかると思います。

Before ポイント - コピー

▲歯車同士が貫通してしまっている

現在作として展示している「LiveHouse」は、2022年2月の卒業制作展で展示する予定です。背景作品ですが、映し出している景色にはストーリー設定があり、そのストーリーを閲覧者が感じ取ってもらえるよう雰囲気作りには細心の注意を払っています。

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▲現在作「LiveHouse(内装)」

——では最後に、当ミュージアムをご覧いただいた高校生・受験生のみなさんにメッセージをお願いします!

失敗した経験を振り返り、次の制作に活かすことも大切。でももっと大事なのは、作品制作で壁にぶつかったとき、周囲の人にアドバイスを貰ったり文献を調べて、自分が知らなかった未知の知識や技術に触れる機会を増やすことです。それが私にとって、成長への一番の近道です。

デジタルハリウッド大学では、3DCGやVFXなど、デジタル分野の専門スキルを幅広く学ぶことができます。詳しく知りたい!という方は公式Webサイトをぜひご覧ください。

▼デジタルハリウッド大学
https://www.dhw.ac.jp/feature/lecture

▼デジタルハリウッド校友会(卒業生インタビュー)
https://dhaa.jp/interview

▼失敗作ミュージアム
https://www.dhw.ac.jp/p/shippai



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