見出し画像

#StayHome は忙しい

「Stay Home おうち時間を楽しもう」みたいな言葉をよく見かけるようになったのだけど、何やら色々違和感も。

仕事モードをオフにできない

まず、自宅勤務だと時間に余裕ができるという前提。
これ、自宅勤務が始まった方々は徐々に気づいていると思うけれど、そんなにうまい話ではないです。
実際は「仕事と私生活の切り分けがなくなる」可能性が高くて、通勤時間分の余裕はできても、気持ちの余裕はなくなり気味です。
出勤前の準備や、出勤・帰宅時間でできていた仕事モードへのオン/オフがなくなることで、なんとなく常時仕事モードから抜けられない気分になります。
私の場合は2日に1回だけれど、朝に7キロ走ったりしていて、この時だけは頭を切り替えられています。もともとインドア派で一人時間が全く苦にならないタイプですが、それでも体を動かすこと、デスク以外の別の景色を見ることって、すごく大事です。
(なお、これでも運動量の低下を補えていないのか、体重は減っていません…!泣)

外部のサービスに頼れない

次に、本当にトータルでの時間に余裕ってできているのかということ。
この未知の状況で仕事量が増えている人も多いような気がします。

同僚とのやり取りはチャットやメールなどに移行しているのだろうけれど、慣れていないとレスポンスは会話よりも時間がかかるかもしれません。

それに加えて、外食を始め、外部のサービスを利用しづらくなっているのも人によっては家事の時間に影響しているかなと思います。
私自身は一人暮らしなので、気分転換もかねて20分〜30分くらいかけて自炊していますが、この時間は外食産業に助けてもらっていた時間なんだよなと改めて考えてみたりします。
ご家族で暮らしている方だと、これまでは外食に頼っていた時間に加えて、ご家族の分の食事の用意・片付けの時間が発生しているはず。割り切って外食に頼るのも方法ですが、「家にいるのに」というプレッシャーで自炊しているケースもあると聞きます。

場合によっては、もっと他の家事・育児の時間も発生しているのだろうなと考えると、通勤時間分の1〜2時間の余裕は簡単に相殺される気がします。

もっとクリエイティブに忙しくなりたい!

最後に、各所から提案されている過ごし方について。
なんで動画やコミック、読書などのコンテンツ消費ばかりなんでしょうね…。

私も大好きではあるのですけど、「外出自粛」との対比で受動的な活動ばかりを提案されると、まるでインドアではクリエイティビティが働かないと認識されているようで、不思議でならないです。
音楽演奏の動画などがアップされはじめていたりしますが、もっと色々ある気がするのですよね…。

インドアこそ、クリエイティブの場であって良いはず!

この記事が参加している募集

おうち時間を工夫で楽しく

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?