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ジョージ・ソロス 1995年の証言 『ジョージ・ソロス』Soros on Soros

Title  饒舌なソロス(一部改変)

Reviewed in Japan on June 16, 2003

 ジョージ・ソロスは、次のように語っている。

 「私もほとんどの場合はトレンドに追随する。ただし(…)いつ「転換点」がやってくるかは、いつも警戒している。一般に信じられているのは「市場は常に正しい」という考え方だ。だが、私の立場はそれとは正反対だ。私は「市場は常に誤る」という前提で行動する(…)

 私はトレンドが消滅する密かな兆候を見逃さないように警戒している。その兆候が見られると、(…)言い換えれば、トレンドが過熱しすぎていると思うと、トレンドに逆行する道を探りはじめるんだ。たいていの場合、トレンドに逆らう動きをすると痛手を被る。それが儲けにつながるのは、市場が転換点に達した場合だけなんだ」(p.21-22.)

 グローバル化が「すべてを市場へ」というトレンドの深化だと考える者にとっては意外かもしれない。だが、多分ソロスにいわせれば、そうした者こそ仕掛けられる側という役割を演じることになるのだろう。ソロスは、トレンドの危機=転換点を可能な限り活用する。我々は、こうした場へと今後一層さらされていき、かつて経験したことのない危機を経験することになるのだろうか。

以上アマゾンレビューより転載


参考


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