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マルクス・ガブリエルはカルヴァン派の枠内で終焉する 

数学基礎論的にあえて評価すれば、マルクス・ガブリエル の「世界は存在しない」という意味での「世界」は「ラッセルのパラドックス」の「自分自身を要素として含まない集合全体の集合」として解釈できる。また「諸宇宙」または「諸世界」は各々の「自分自身を要素として含まない集合」として解釈できる。

しかし現実世界においてはどうだろう

「超越論的議論の場」あるいは「哲学という営みの場」そのものへの問い、主体/主観(性)への問いの排除の帰結


Reviewed in Japan on January 26, 2018 Amazon 

以前一度レビューを投稿したが、彼のその他の理論的主著・論文・対談等をその後読んだことを受けていくつかの問題点を記述しておきたい。まず先のレビューの論点は以下である。

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2,428字

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