見出し画像

今のM-1の審査員大好き!ずっと変えないでほしい・・・!

こんにちは。
だーまです。

最近マヂカルラブリーno寄席をリピートしすぎて、「〇〇の〇〇」みたいなやつが、「の」が「noじゃないこと」に違和感を感じるようになってきました。

まだ見てない子は見ましょうね。
なぜか物価が破壊されたような価格(960円)になっているので、買いましょう。
とてもマヂカルな1ぢかんを過ごすことができます。

さて、本題。
M-1の審査員についてです。
今のM-1の審査員、もう3年は固定になっていますね。
僕は現状の7人がベストだと思っていて、巨人ちゃんエミちゃんやめないで~と心から思っています。
批判こそされ、あまり肯定的なコメントで書かれないこのお仕事をしてくださってるこの7人を徹底的に肯定していくというのが本文の趣旨です。

よろしくお願いいたします。

まず、なぜこの7人がベストだと思っているのか。
そちらについて。

その理由は簡単で、誰でも優勝できる可能性がある7人だからです。

説明のためにめっちゃくちゃ極端な例を出します。
※以降敬称は「さん」で統一します。

❶志らくさん4人・松本人志さん3人が審査に当たるとしましょう。
これはジャルジャル、トムブラウン、ミルクボーイが優勝するM-1になります、たぶん。

❷オール巨人さん4人・上沼恵美子さん3人が審査に当たるとしましょう。
これは銀シャリ、見取り図、ミルクボーイが優勝しそうですよね。

これは適当な感じなのですが雰囲気は伝わりましたでしょうか。

新しい漫才を評価する革新派(松本・立川)と保守派(巨人・上沼)がいて、中間派の若手3人(塙・富沢・礼二)がいるバランスの美しさが誰も辞めないでほしいと思う最たる理由です。
この均衡が保たれているが故に、それぞれがキチンと自分の好みを反映させた審査ができると思っています。

ミルクボーイが優勝した2019年のM-1のように、「誰が審査員でも同じ結果やろ」みたいな回はあるのですが、通常の回では審査員の偏りのせいで優勝者が限定されるようなことは避けてほしいと思います。

もしも、この7人のうちだれか欠員がでるのであれば抜けた人員に近い方を補充してほしい。
それくらいバランスの取れた選出だと思います。

それでは各審査員について個別に思っていることを。
重視している項目については私の見た印象ですので、違う風に考える方がいるかもしれませんがご了承ください。


上沼恵美子

重視するのはエモ、わかりやすさ。
自分のセンサーにひっかかるかどうか、というとても分かりやすい基準でつけているイメージです。

審査の後のコメントも、今年は少し柔らかかったですが、例年は思っていることをしっかりというお茶を濁さない感じがして、フアンです。

M-1は当日の出来で日本一を決める大会だと思っているので、ミキに98点をつけたりする突発的エミちゃん砲も全然問題ないと思います。
7人制の審査員の場合、絶対に居てほしいタイプです。
バランス調整は若手に任せて、来年以降は点差にもっと幅をつけてもOK。
それが許される人だと思います。


松本人志

重視するのは新しさ、好み、完成度。
点差をハッキリとつける点がいいですね。
反面「トップバッターに辛い+笑いの量に左右される」イメージがあります。(笑いの量についてはM-1よりもキングオブコントでその傾向が)

個人的に好きなのが、点数が低いコンビにはその理由を言ってあげるところですね。
今回のM-1で少し驚いたのが、東京ホテイソンのショーゴさんが「松本さんにあこがれて・・・」みたいにおっしゃってたことです。
リーチ層の広さに驚きました。
今田さんも極力松本さんのコメントを取ろうとしてますし、やはり影響力とか大会の格という意味でも「2050 M-1」くらいまでは出続けてほしいですね。

特に印象的なのが、チュートリアル優勝前年のバーベキューのネタにつけた95点と2001年にまだ無名の麒麟につけた最高点ですね。
何年たっても新しい漫才、自分が一番だと思った漫才を評価するという一貫した審査基準が大好きです。


サンドウィッチマン富澤

重視するのは人間性、展開。
大御所たちが「西のドン」なので、東西のバランスを取る意味でもコント漫才の漫才師が不利を取らないためにも、M-1の王者枠としても必要不可欠な存在。
逆に抜けたら一番補充が難しいかもしれません。

審査基準についてはかなりバランサーな印象。
唯一特徴的なのは「人間性」の部分。
どういう人なのかのプレゼンが見えないと、物足りないのだろうなという印象です。
特徴的な例を出しますと、2018年のかまいたちの「怖い話」。
これに唯一高得点91点をつけています(この日の富沢さんの最高点は92点)
たしかにサンドウィッチマンはコント漫才と言えども、ある程度「富澤さんは富澤さんのまま」コントに入りますし納得する部分はありますね。

真顔でジョークを飛ばし今田さんを困惑させるのはご愛敬。
「転がってるだけで優勝」はマジでクールだった。


立川志らく

審査の基準は2つ
・ワイを驚かせてみろや!
・上手さを忘れるくらいの技術を!

印象的なのはトムブラウンにつけた98点、ジャルジャルにつけた99点。
おそらくキングオブコントの審査員をしたら、ニッ社のケンタウロスに99点つけちゃうと思う。

上沼さん巨人さん「新しすぎてついていけへん・・・」
志らくさん「たまらん・・・!!!!」っていうバランスがあるから、あんまり志らくキャノンを叩かないであげてほしい。

審査が一貫していて、コメントもしっかりしていて好き。
正直なんで叩かれていたのかがわからない。

特に「もうとにかく、うわ、おもしれえ、すごい、上手さの前には、あのー、魅力ってのが現れたならば、太刀打ちできないんですよ。だからすごい上手いと思ってしまった。(から減点した)」っていう2018年のかまいたちへの寸評はすごいなぁと思った。
(なぜか今回2018年のかまいたちの話ばっかりしてるけど)

審査基準がしっかりしていて、点数のバラツキがちゃんとあって、コメントもしっかりしている、もしかしたら一番好きな審査員かもしれません。


ナイツ塙

重視するのは上手さ、話芸として面白いか、人となりも加味(New!!)。

M-1に関する本も出してますし、左脳で審査するタイプだとは思います。
講評も完璧ですし、点差もバッチリつけるし、非の打ち所がない審査員なのではないでしょうか。

M-1後のYouTube動画もみたのですが、錦鯉につけた点数についてコメントされていましたね。

・やっぱりロボットじゃないから情とかは加味される
・錦鯉の長谷川さんの人となりを知っているがゆえに点数を高めにつけてしまったかもしれない

個人的には全く問題ないと思っています。
巨人さんも見取り図に対して「普段の劇場の漫才も・・・」というコメントをされていましたし、「普段の彼らを知っているから余計面白く感じる」みたいな要素があってしかるべきかと。
それをカバーするための7人審査だと思うので。
(本来なら1番上と下をカットするのがいい)


中川家礼二

重視するのは面白いかどうか。

今回のM-1でマヂカルラブリーVS上沼さん、ニューヨークVS松本さん、オズワルドVSナイツ塙さん という構図がありましたね。

その前に「審査員VS演者」の構図で印象的だったのが、ジャルジャルVS礼二さんかなと思います。

自分たちの型を活かしつつ礼二さんに認めてもらいたいジャルジャル。
そんなジャルジャルの気持ちを理解しつつ、それでも既存の漫才スタイルとは違うジャルジャルに戸惑いにも似た反応を見せる礼二さん。
2017年のピンポンパンゲームでは認めてもらえず、ラストイヤー。
国名分けっこで「93点」という高得点とともに「頑固さがすごいな」というコメントをもぎ取るわけですね。
これは私の中で2018年のM-1のハイライトでした。

2020年のM-1、最終審査で巨人さんと礼二さんは見取り図なんかな?って思ってたんですよね。
そんな中ふたを開けてみたら「マヂカルラブリー」。
重い1票が彼の漫才スタイルから1番遠いであろうコンビに与えられたんですね。
ジャルジャルとの3年間のやりとりがなければどうなっていたんだろう?2018年のタイミングの礼二さんなら誰に入れたんだろう?
って思ってしまいますよね。

今後も礼二さんの審査、コメントは毎回楽しみにしています。


オール巨人

重視するのは上手さ、品、どちらかというとしゃべくり。

みんな大好き巨人師匠。
愛のあるコメントが私も大好きです。

今回点が辛いと言われてましたが、ブログを見るとインディアンスを高く評価していたみたいですね。
「トップバッターが割を食うのがM-1の常」なのですが、さすがベテラン審査員だなと。

巨人さんの審査についてですが、
「好みはあれど、かなり柔軟だな」と思いながら毎年見させていただいてます。

・反吐が出る(ゆにばーす)
・殺す(和牛のゾンビ)
・う○こを食べる(ニューヨーク)

という少しウッとくる言葉に苦言を呈しつつ、それだけが原因で点数を大幅に下げることがない。

よく巨人さんで誤解されがちなのが、難しい漫才=点数を下げるってわけではないんですよね。僕もTwitterで回ってきた文章で知ったのですが。

東京ホテイソンに対して「少しわかりにくかった」というコメントと共に低い点数を出していますが、別の大会ではカベポスターの漫才に対して92点という高得点をつけてるんですよね。

カベポスターとキュウが今一番頭を経由して笑わせる漫才してるじゃないですか。
そんなカベポスターに「難しかった」というコメントと「丁寧だった(だっけ?覚えてない)」というコメントをしての92点。
なので好みよりも面白さを優先する審査をしているという認識でいいんでしょう。

今年、審査員をやっていただけるかはわかりませんが、やはり巨人師匠が一番奥にいることで、落ち着く部分もありますし、今後も続けていただけたらなと思います。

余談ですが、THEMANZAI2014の時に磁石が食えてないと聞いて「磁石くん、辞めたらあかん」とおっしゃったこと、磁石ファンの僕はこれだけで一生推せます。

最後に

なんとなく今年のM-1は審査員が変わってしまう気がしたので、記載してみました。

ここまでご覧いただきありがとうございます。

YouTubeでM-1の感想についてダラダラとしゃべっておりますので、気が向いた方はご視聴ください。

では、だーまでした。





なんか本当にいいのかな?と思うくらいサポートしていただいているのですが、感謝感謝です。